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┈ Hikaru ┈
Aさんにお手洗いに行くと行って、
実際俺が向かったのは売店。
さっき、ちらっと、Aさんが独り言を呟いたのを聞いてしまって、
「すみません、これ下さい」
Aさんが待つ場所へと戻ると、
まだチンアナゴを眺めていて。
「チンアナゴに手振ってる…。可愛過ぎでしょ…」
もう、俺は完全にノックアウト。
Aさんの近くまで寄って、
名前を呼ぶと、振り向くから
その瞬間に携帯のカメラのシャッターを押す。
『あ!こら!もー、そんな写真撮らないでー』
「あはは、可愛かったから」
あ、照れた。
『私も隙見て撮ってやる』
意気込むAさんがもう可愛くて仕方ない。
可愛いしか出てこない。
『あ、ねえねえ、照くん。この子見て』
まだ、俺が買い物をした袋には気付いてなくて
「どの子?」
『この子。凄い可愛いの。さっきからね?出ようかなーって、出てこないの』
「出てこないの?」
笑う俺に、
『そう、出てきそうなのに出てこないの。親近感湧いちゃって』
笑うAさん。
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作者名:ゆー | 作成日時:2020年1月9日 23時