「Yuki」2 (ページ5)

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あれから何日かが過ぎた頃、
久々の休日、と言っても大学はあって。

お店の定休日。
と言うことは、みんなでの飲み会。

ふっかさんがお店を予約してくれているらしく、

大学で授業を受けた後、康二と一回解散して家に戻る。

グループLINEに送られてきているお店の住所を見ると私の家からそう遠くなくて。

多分これもふっかさんなりの配慮。

まあ、あの人たちのことだから送ってくれるのも目に見えてはいるんだけど。

来ていたワンピースに臭いを付けたくないのもあって、シワがつかない様にハンガーにかけてからTシャツとショートパンツに履き替える。

「よし」

財布と携帯とリップが入ったショルダーバッグを持って家から出る。

階段で一階まで降りるとマンションの前に人影。

「え？」

f「あ、きたきた」

「どうしたの、ふっかさん…」

f「ん？迎えに来たんだよ」

「え！？時間間違えてた！？」

f「違う違う。危ないからさ？」

「いや、流石に時間的に大丈夫でしょ…」

f「まあ、危ないからは流石に嘘だけどさ？」

なんて頭を掻きながら言う。

「じゃあ、」

f「…一緒に行くのも、良くね？」

「…へ？」

f「ほら、時間まだあるし…、ちょっとふらっとしがてら？」

「う、うん」