「Yuki」2 (ページ19)

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数分話していると、
照くんから

i「C1下げます」

と一言。

f「はーい、お願い」

次に出すスープの準備をしつつ、

カウンターから聞こえて来る照くんの笑い声に
何故かつられて笑うと、

f「なぁによ、なんか面白いことあった？」

ふっかさんもにこにこしながら聞いてくる。

「ううん、なんか、照くんが笑ってるの聞いてるとつられちゃって」

f「あー、翔太とかもつられるよな」

「わかる！翔太くんはほんとにつられる」

f「癖強いんだよ、あいつの笑い方」

「ふっかさんもだけどね。典型的なあははタイプ」

f「なにそのタイプ分け。初めて聞いたわ」

喋りながらも手は動かしていて、

スープを蓮くんに手渡したら入れ替わりで照くんが下げたお皿を持ってくる。

w「C3も目黒がそのまま下げるっぽいわ」

f「おっけ」

私が洗い物をする横からスッと
翔太くんの言う通りお皿を下げて来た蓮くん。

mr「置くね」

「うん、いいよいいよ」

毎回流しにお皿を置くとき、
一言くれる蓮くん。

優しい。

翔太くんがスープを出しにいったのを確認してから、

カウンターにお肉とヘラを持って行くふっかさん。

すると、ジュウと良い音。

f「あははは！まじですか！？」

カウンターのお客さんは常連さんだったらしく、

仲良さそうに話すふっかさんの声が、聞こえてくる。