「Yuki」 (ページ9)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:91,484 hit

8 ページ9

初日に交換したLINE。

その日のうちにグループへ入れて貰って、

そこでシフトを合わせるとか
結構どうでも良い話してたりする

なんて聞いてから、

ほんっとに通知が結構来る。

でもそれで本当に仲が良いんだな、なんて伝わってきて。

1人だけ女と言うこともあってか、
輪に入り辛いことを察してくれて

私にも名指しで問いかけてくれる。

初日が終わってから、

片手で数えられるくらいの回数だけど、
何度かシフトも入って、

元々知り合いの康二を除いて6人の人とは出会えて
LINEでは決められなかった名前の呼び方も、
お互い顔を合わせてしっかり決めて。

照くんやさっくんに至っては私を呼び捨てするようになった。

照くんが初めて呼び捨てで呼んだ時は

ごめん、忙しくて気付いたら呼び捨てしてた

なんて謝ってくれたけど。

照くんが呼び捨てしているのを聞いてさっくんも真似するようになって。

それだけ馴染めて来たそんな私もどんどん敬語が外れていって。

と言いつつも未だに敬語が抜けない人が何人か居て。

初めは良いのに〜なんて言われたけど、蓮くんも！という理由で乗り切った。

そんなこんなで
今日も開店準備をしていた私に、

厨房から出てきて声を掛けてくれる。

my「あ、Aちゃん。今日多分初めて会うよね？翔太とラウール」

「あ、はい。初めてです」

my「色んな意味でびっくりすると思うけど、緊張しなくて良いからね」

mk「めっちゃ緊張伝わってくんねんけど！」

「康二、うるさい」

my「ははっ、LINEで話してる感じ、そのまんまだから大丈夫だよ」

ニコッと笑ってまた厨房に戻る舘さん。