22 ページ23
レジのタブレットに予約コースを打ち込んでいると、
頬にひやっと冷たい感覚。
「ひゃっ、なに？！」
mr「暑かったでしょ」
冷たいものの正体は、蓮くんが入れてきてくれたカルピスで。
すっかり私の好きな飲み物が知れ渡ってることに
少しだけ嬉しくなる。
「ありがとう」
少し暑かった身体に
冷たいものが入ってきて、
身体の芯が冷えるような感覚。
mr「俺変わるから休んでて良いよ」
「いやいや、そんな訳には」
mr「良いから。裏行って」
レジの前から引き摺り出され、
裏まで背中を押される。
強引な彼の顔を見ると
フッと笑ってレジまで戻るもんだから
改めて彼の顔の良さを実感してしまう。
今の顔は、反則じゃない？
a「ん？顔赤いけどどうしたの？」
「あ、あつくて」
a「あー、暑いよねえ」
「暑いのやだな〜。嫌いだぁ」
a「暑いとスタミナ吸い取られてくよね」
「うんうん。夏になる度に思う」
a「もうすっかり夏だね」
「ね、夏は暑いからやだし春も花粉が嫌だし、冬も寒いからやだ！秋が好きだなあ」
a「ふっかと同じこと言うじゃん」
「ふっかさんとは気が合う」
f「呼んだ？」
a「「呼んでない」」
a「めめは夏が好きなんだっけ」
mr「え？あ、うん」
いつの間にか横に現れた人の声にビクッと肩を揺らす。
mr「阿部ちゃんも秋じゃないの？」
a「まあね、一番いい気候だから」
「気が合うね」
a「ね」
mr「俺だけ仲間外れじゃん」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 274人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ほたる | 作成日時：2021年7月17日 22時
