EPISODE１ - 1 ページ10
無事エースとデュースの退学も免れ、まさかの私とグリムの入学も決定し……波瀾万丈な一日を終えた私は、明日からの学園生活に備える為 疲れた眠いと喚くグリムと風呂に入り、早々に眠りについた。
──筈だったのだが。
コミカルな夢と、遠くから延々と鳴り続ける何かを叩く音に、目が覚めてしまった。
『なんだか不思議な夢だったな……』
そういや、ここに来てから碌な夢を見ていないな。
眠っている時くらい、幸せな夢を見せてくれたらいいのに…と、日常に感化され易い自分の脳みそを恨んだ。
グリム「むにゃ……オイ、A。こんな夜中に誰か来たみたいだゾ」
『えっ？』
隣で丸まって眠っていた筈のグリムが いつの間にか起きていて、私の服の袖を引っ張り話しかけてきた。
『……あ、本当だ。ずっと夢の中で鳴ってた音の正体はコレか』
グリムに言われて気付いたが、建物内全体に響く程のノックの音が─…なんなら、ずっと鳴ってて 軽快なBGMと化してたわ。
叩いている場所は、玄関だろうか？こんな夜中に一体誰が……？
ーーーーーーーーーー
『グリム、ついて来てくれてありがとうね』
何も言わずとも自分から付いてきてくれたグリムに感謝しながら、未だ止む事なく鳴り続いている音を辿り 真夜中の迷惑な来訪者を探す事にした。
グリム「それにしても、お化けのヤツらか？諦めわりーんだゾ」
『うーん…お化けたちはノック無しに入って来そうな気もするけどね』
音の大きくなる方へと歩いてゆく…そうすると、やはり玄関まで辿り着いた。
廊下の角から、磨りガラス越しに見える、ノックの主の様子を伺う。
『シルエットは人っぽいね…』
グリム「ふな…」
コソコソと小声で会話をし、またその人物の様子を伺う…
扉の前をウロウロしたり、再度ノックをしたり、深く溜め息を吐き、頭をガシガシとかいたり……とにかく、帰る様子は無さそうだ。
……仕方ない。意を決して声を掛ける。
『ど、どなたですかー…？』
少し間を置き、「……オレ。エース。ちょっと中に入れてよ」と返ってきた。
『エース？』
まさかの人物に、頭に？が浮かぶ。
グリム「こんな時間にどーし……げげっ！その首輪は…！」
扉を開けたグリムが、エースを見て声を上げた。そこに立つ彼の首には、見覚えのあるハート型の首輪が…
エース「も〜、絶対ハーツラビュルには戻んねえ。
今日からオレ、ここの寮生になる！」
グリム「にゃに〜〜〜！？」
…ああ、面倒事の予感がする……
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ぬ(プロフ) - 平凡な人さん» コメントありがとうございます(*^^*)楽観的でちょっと抜けてる監督生ちゃんと、愛重めのユウくんの今後も楽しみにして頂けると嬉しいです！ (2022年7月29日 18時) (
レス) id: 43846487a8 (このIDを非表示/違反報告)
ぬ(プロフ) - おれんじさん» お返事遅くなりすみません！こちらこそいつもありがとうございます！(ᵔᴥᵔ) (2022年7月29日 18時) (レス) @page36 id: 43846487a8 (このIDを非表示/違反報告)
平凡な人(プロフ) - ぬ、主ちゃんがかわゆいｯｯ！！ユウくんが出てきたのにはびっくりしました！ヤンデレ…ですかね？いつもありがとうございます！次も楽しみに待っておきますね！更新お疲れ様です！ (2022年7月29日 15時) (レス) id: 5666188338 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ - お知らせ了解です!いつもありがとうございます! (2022年7月25日 21時) (レス) @page36 id: 1b74a0ce77 (このIDを非表示/違反報告)
ぬ(プロフ) - おれんじさん» いつもありがとうございます(*^^*)コメント頂けてとても励みになります！来週も更新出来るように頑張ります！ (2022年6月10日 17時) (レス) id: 43846487a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬま | 作成日時：2022年4月18日 10時
