そもそも、どんな部があるんだっけ？ ページ1
『部活動…？』
大食堂で昼食を食べていると、同じく隣で昼食を食べていたエースが突飛に話しかけてきた。
エース「そ。入学して結構経ったけどさ、Aとグリムは何か部活入らねえの？この学園、部活動も成績の評価に響くらしいぜ？」
『えっ、そうなの…！？うーん…それはグリムの為にもどこか入っとかなきゃマズいよね。でも私、この学園に何の部活があるのかすら分かんないからなぁ…」
更に一緒に昼食を食べていたデュースも会話に入る。
デュース「各部の紹介はA達が入学する前に終わってしまってるからな……個人的に気になる部を探して、見学に行くしか無いんじゃないか？」
エース「あ！オレ、部活紹介のパンフレットまだ置いてるから後で持ってきてやるよ」
『ありがとう エース』
グリム「部活ねえー…ニンゲンってのは、授業が終わっても学校に残りたがって理解できねーゾ。オレ様なら、すぐに帰ってメシ食って寝たくなるのにー…」
既に昼食を食べ終えていたグリムは、うつらうつら…と微睡みながら呟いた。今にも寝てしまいそうな彼の頬をぶにぶにと引っ張りながら話しかける。
『部活は好きな事をする時間だから、授業みたいに大変じゃ無いと思うよ？グリムに合う部活が見つかるといいね』
グリム「んーー……」
そして放課後。
エースが一度寮に戻り、パンフレットを取りに帰ってくるのを グリムと教室で待つ事にした。
グリム「そういやデュースは？帰ったのか？」
『デュースは今日部活だって』
そんな会話をして待っていると、ガラリとドアが開き、片手に持った紙をひらひらとさせながら エースが教室に入ってきた。
エース「お待たせー」
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作者名：ぬま | 作成日時：2022年3月16日 16時
