変化 ページ8
リベリオに山小屋に連れられてから、大分時が経った。そろそろ、三週間ほどだろうか。
彼は、ここを時折訪れてはオスカーに問いかけ、拷問をして去っていく。その繰り返しだった。
私に出来ることは変わらず、リベリオらが去った後に痛み止めや傷薬を処方することだけだ。どうしようもなくて、申し訳なかったが、オスカーはひたすら耐えていた。
「お前が気に病むことはない。元々油断したのはオレだからな」
「むしろ、巻き込むような形になってしまってすまない」
あなたはどうしてそんなに優しいんだろう？
そう思わずにはいられない日々だった。
「オスカー・ドレッセル。ノエル・チェルクェッティは、今どこにいる？」
「……」
「……ふん、だんまりか。聞き方を変えよう。ノエルの居場所について、なにか心当たりはないか？」
「……話すことはない」
「これも黙秘する気か？まったくなにも心当たりがねーわけねーだろ？ ……スピカ、爪一枚」
「あらよっと！」
「ッぐあぁぁあ……！！」
だが、ある日の事だった。リベリオの様子が少しおかしかった。スピカは、そんな彼を見て面白そうににやつくだけだったが。
「行くぞ。オスカー、A」
「……は？」
突如リベリオに腕を捕まれ、引っ張られた。オスカーも拘束されたまま、スピカに連れられているらしかった。
久しぶりの外は夕暮れで、薄暗かったが、それでも眩しかった。どうやら部下の少ない時間を狙ったらしく、オスカーと共に車に押し込まれ、短い距離を移動した。
そのまま、別の山小屋の地下に入れられたのだ。
「……何かあったんでしょうか？」
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こんにちは、紅ゆずりはです。
最近更新してなくてすみませんでした。多忙でした。これからぼちぼち頑張りますので引き続きよろしくお願いします。
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紅ゆずりは(プロフ) - Cyanさん» はじめまして。いつも読んでいただいて&評価ありがとうございます(*^^*)頑張ります♪ (2021年8月22日 22時) (
レス) id: e49f68cb2e (このIDを非表示/違反報告)
Cyan - いつも楽しみながら読ませて貰ってます！評価押そうと思ったところ、誤タップで星9になってしまいました、すみません……断然星10の作品なので、これからも応援しています！ (2021年8月20日 22時) (レス) id: e581c2c6f4 (このIDを非表示/違反報告)
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