15話 ページ16
「何なんですかあの人!?」と怒りながら慎之助さんが聞く。
善吉 「あ奴の名は天若清弦
一時期この町に配属されておった陰陽師で何ちゅうかその…ワシの義理の息子にあたる」
慎之助 「どういうことです?」
善吉 「奴はワシの娘の元旦那でなぁ…」
それを聞いた2人は驚く。さらに繭良の父親と聞くと表情がすごくなった。
慎之助 「え?じゃあ、美琴ちゃんのお父さんってことですか?」
美琴 「違いますよ。」
その言葉にすかさず異を唱えた。
美琴 「私と清弦さんは血が繋がってません。だから・・・本当の親子じゃないです。」
少し悲しい顔をしながら、その場にいる人に説明した。
だって、本当のことだもの……。
美琴 「あ、ちなみにあの人、腕は確かですよ。十二天将の1人ですから。」
十二天将をよく知らない2人をみたじっ様が説明し始めた。
十二天将とは、安倍晴明が使役したと言われる式神に己の実力を認められ、その力を使うことのできる最強最高ランクの陰陽師。
清弦さんもまた、十二天将『白虎』の名を冠する十二天将の1人。
美琴「この間、亮悟さんを禍野に連れて行ったケガレ100匹に囲まれても、清弦さんなら5分とかからずに祓ってしまうでしょうね。」
じっ様の説明に補足すると2人とも凄い顔をしてた。
善吉 「そして亮悟とろくろと美琴に陰陽師としての戦う術を教えた。3人にとっては師匠になるかの」
清弦 「やめろその呼び方ぁ〜〜〜」
いつの間にか、ろくろを捕まえた清弦さんが戻って来た。
自然と背筋がまっすぐになる。
確かにこの人は私の師匠にあたる。しかしこの人の修行は超超超スパルタで、もうトラウマになるレベル…
それは亮悟さんもろくろも同じみたいだけど……
善吉 「それはそうと清弦、今回は何をしにこの町に来たのじゃ?」
そうだ。
じっ様の質問で思い出した。
今回、なぜこの人がここにいるのか全く分からない。
繭良に会うために帰って来た訳じゃないよね?
そうだったらお母さん(紫さん)すっごい喜ぶよ。
じっ様の質問と私の変な期待に対して、清弦さんはこう答えた。
清弦 「………馬鹿弟子の尻ぬぐいだよ」
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梨羅 - ご指摘いただいたので、少し直しました。 (2017年10月2日 22時) (レス) id: eea179ec59 (このIDを非表示/違反報告)
梨羅 - ハロハロさん» 結果そうなりますね。すみません。私、国語の成績悪いんで・・・って理由になってませんね。 (2017年10月2日 22時) (レス) id: eea179ec59 (このIDを非表示/違反報告)
ハロハロ(プロフ) - 血がつながってない、血がつながってないと書いてますけど、清弦とは叔父ー姪の関係で繭良とは従姉妹。普通に血がつながってますよね。それとも花湖さんとやらが清弦の義理の姉とかですか? そうは読めませんでしたが (2017年10月1日 23時) (レス) id: e0ea4177aa (このIDを非表示/違反報告)
よつクロ(プロフ) - 梨羅さん» うん!もちろんいいよ♪パスワード打って話し合いってタイトルのところに何か書いてみてね☆ (2017年9月27日 22時) (レス) id: f4c60b757e (このIDを非表示/違反報告)
梨羅 - ありがとう!いきなり入っていいの? (2017年9月27日 22時) (レス) id: eea179ec59 (このIDを非表示/違反報告)
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