13話 ページ14
美琴 「で、どうしたの?」
2人で公園のベンチに座り、話を進める。
繭良 「え・・・?」
美琴 「え・・・?じゃない。本当は何か聞きたいんでしょ。」
すると、繭良が突然黙り込んでしまった。あーあ。やっちゃったよ。私。
心の中で後悔していると、繭良が口を開いた。
繭良 「お姉ちゃん、は・・・ろくろのこと、どう思ってる?」
美琴 「・・・は?」
何かと思えば、いきなり変なことを聞いてきた。
美琴 「繭良、まさかろくろに((繭「そんなんじゃないわよ!ろくろが陰陽師始めることについて聞いてるの‼」・・・まだ何も言ってないわよ。」
だけどそんな言葉が出てくるということは・・・・・
面白いなぁ・・・♪
繭良 「で!お姉ちゃんはどうなの!」
私が面白がっているのを読み取ったのか、繭良が改めて聞いてくる。
繭良 「お姉ちゃんも、ろくろに陰陽師、もう1度やってほしいの?」
私にそう聞いてきた繭良の顔は、悲しそうな顔をしていた。
繭良はろくろの幼なじみ。
雛月の悲劇の時も、ろくろが陰陽師を辞めてしまう時もずっとそばにいたのだろう。
ろくろが陰陽師を始めることを聞いた時、繭良はきっと反対した。
そのことを、同じ雛月の悲劇の生き残りである私に聞こうとしていると思う。
彼女の目は、真剣だった。
美琴 「・・・私は、陰陽師を始めて、ろくろが幸せになるのなら別にいいと思う。自分の道は、自分で決めた方がいいし。」
自分の正直な気持ちを伝えると、繭良は「そっか」と言って下を向いてしまった。
美琴 「それに、普段ダメダメなろくろでも、陰陽師をやっているときは、かっこいいと思う。
ろくろがろくろらしくいられるのは、陰陽師をやっているときだと思うんだ。」
それを言うと繭良が顔を上げ、私の方を見た。
私はこっちを向いた繭良に微笑んだ。
美琴 「ろくろなら大丈夫だよ。どんなことがあっても乗り越えられる。何かあったら、私が守る。」
「帰ろ。」と言ってベンチから立ち上がると、繭良の顔は清々しくなっていた。
一応解決したっぽいので繭良と一緒にそれぞれの家に帰るのだった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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梨羅 - ご指摘いただいたので、少し直しました。 (2017年10月2日 22時) (レス) id: eea179ec59 (このIDを非表示/違反報告)
梨羅 - ハロハロさん» 結果そうなりますね。すみません。私、国語の成績悪いんで・・・って理由になってませんね。 (2017年10月2日 22時) (レス) id: eea179ec59 (このIDを非表示/違反報告)
ハロハロ(プロフ) - 血がつながってない、血がつながってないと書いてますけど、清弦とは叔父ー姪の関係で繭良とは従姉妹。普通に血がつながってますよね。それとも花湖さんとやらが清弦の義理の姉とかですか? そうは読めませんでしたが (2017年10月1日 23時) (レス) id: e0ea4177aa (このIDを非表示/違反報告)
よつクロ(プロフ) - 梨羅さん» うん!もちろんいいよ♪パスワード打って話し合いってタイトルのところに何か書いてみてね☆ (2017年9月27日 22時) (レス) id: f4c60b757e (このIDを非表示/違反報告)
梨羅 - ありがとう!いきなり入っていいの? (2017年9月27日 22時) (レス) id: eea179ec59 (このIDを非表示/違反報告)
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