【ダンガンロンパ3】絶望は叩きへし折り粉々に Part9【男主】

390話:首のチョーカー ページ30

『…なぁ』

「ヤダ」

『……おい』

「ヤーダ」

『………もっしー？』

「ヤーダ、ヤー！」

『………………………………』





狛枝が俺の胸から離れませんどうしましょ？





希望ヶ峰学園の誰もいない寝っ転がる為の休憩室、昼休みに俺達は居た。


ボーッと寝ていると狛枝がやって来て今に至る…という訳だった、

超能力で本を浮かし、ペラペラまた超能力で捲る、今この状態で。





『俺の胸にゃなンもねぇよ』

「その気になったら胸作れるでしょ」
『ぜってぇやんねぇ』





女化体なんてやってたまるか、









…とその時、とんでもない吐き気と気持ち悪さ、嫌な気分になってビクッッと跳ねた。









『あ”ぁあ”ぁあ”ぁあ”っっっ！！』

「((ﾋﾞｸｯ」





なんだ？なんだ？と思いながら違和感の感じた首を見ると







狛枝が俺のチョーカーを握っていた。







『はぁ…ゲホッ、はぁ…頼む…止めてくれ…』





息苦しい中涙目になって必死に伝えると、狛枝はもっと泣きそうになって「え？え？」と言っていた。





『俺ありとあらゆる才能、能力持ってるだろ？
それの代償みたいなもンだ…このチョーカーに触られると恐怖心が襲って来て今みたいのになるんだ…』





そう言って首を絞める動作をすると、狛枝はとうとう泣き出してしまい





「ごめぇ！ごめんねぇA君！本当にごめんなさい！許してとは言わない！ごめんなさい！」





オーバーだから逆に俺があたふたしてしまい





『Σそそそんなに！？大丈夫だって！
これっぽっちも怒っちゃいないし！ホラ！』









…宥めるのに結構時間掛かってしまい…
狛枝は遅刻扱いされていたが俺は仕事で隆盛と共に逃げた。

　

ごめんね。

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