・ ページ36
何でこんな顔よし中身よしの白石が私なんかを選んだのかは未だに疑問ではあるけど、不安に感じる時期はもうとっくに過ぎている。
｢にしても明日から２人かあ。｣
｢どうしたんA。不満か？｣
｢全然。楽しみ。｣
｢ちゃんとAも家事してや。｣
｢え〜。気が向いたらな。｣
｢オイ。｣
｢だって私がやるより白石がやった方が、掃除は隅々まで綺麗になるし、料理かて美味しいやん。｣
うむ、我ながら正論である。
白石は不満そうだけど。当たり前か。
｢じゃあ教えたるから一緒にやろ。｣
｢…それならいいよ。｣
渋々、という風を装って返事をする。
普段なら掃除も料理も面倒としか思わないけど、
｢白石となら、何でも楽しそうだ。｣
｢！｣
｢あ、口に出てた。｣
口を手で覆う。私今凄く恥ずかしい事言っちゃったんじゃないか？
白石だってびっくりした顔でこっちを見ている。
｢はあ、｣
｢え、何。｣
私の顔を見てため息を着いた白石に問う。
クソ、似合わん事を言ってしまった。悔し恥ずかしい。
｢なんでそんな可愛い事言うねん。｣
｢…は？｣
思わず聞き返すも何も答えない白石は、座っていた座布団から腰をあげ、私の方へ近寄る。
｢え、ちょっ何、んっ！｣
そしていきなり、唇を塞がれた。
どういうスイッチだ、と思いつつ白石を引きはがす。
｢いきなりキスしてどうしたん？｣
｢いきなりはお前や。俺となら何でも楽しそうやとか、どこでそんな可愛い言葉覚えてきてん。｣
そう言って白石は私の頬を両手で包み込むと、また唇を合わせる。
｢…っん、ハッ…ね、引越しの、準備…！｣
｢やる気ないんやろ、やったらええやん。｣
確かにやるが気ないのは事実だが。
こうなった白石は止められない。
私は諦めて彼とのキスに没頭した。
ときめき【切原赤也】→←パステルカラーのまほろば【白石蔵ノ介】*甘*英也様リク
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「テニスの王子様」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かの(プロフ) - 神崎七海さん» こんにちは、コメントいただきありがとうございます。誠に勝手でありますが、トップページと最新ページに記載しております通り、ただ今リクエストは停止させて頂いております。せっかく下さったところ、申し訳ございません。 (2016年10月10日 0時) (
レス) id: b1058217b4 (このIDを非表示/違反報告)
神崎七海 - わたしは鳳くんと日吉くんと赤也くんがいいです！タイプは･･･せーのっ!鳳 日 切「激甘だぜっ！」ありがと！ すいません･･･遊びました･･･ (2016年9月9日 21時) (レス) id: d5484d1c02 (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - 英也さん» お返事が遅くなってしまい本当にすみません。リクエストありがとうございます。現在更新があまりできていない状態ですが、必ず書かせていただきます！ (2016年1月31日 18時) (レス) id: b1058217b4 (このIDを非表示/違反報告)
英也 - 蔵でデレデレお願いします(^.^)(-.-)(__) (2015年11月8日 0時) (レス) id: f53cb53f3a (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - れり #.さん» リクエストありがとうございます!了解しました!頑張ります(^-^) (2015年4月29日 21時) (レス) id: b1058217b4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かの | 作成日時：2014年9月15日 19時
