今だけお姫様【越前リョーマ】*甘甘*れり#様リク ページ34
びたんっ
廊下に間抜けな音が響いた。私がコケた音である。
｢………。｣
どうしようめっちゃ恥ずかしい顔上げらんない。なんで今に限って隣にいてくれないんだ友達！
ていうか膝も手も痛い！！
通り過ぎて行く人が変な目で私を見る視線を感じる。
そろそろ観念して起き上がろうか。
そう思って腕に力を入れて起き上がる。
ああ恥ずかしい。早くこの場から逃げてしまおう。
｢何やってんの、先輩。｣
｢…！リョーマ君！｣
私に声をかけてくれたのはリョーマ君だった。
まだしゃがんでいる冗談の私に手も差し出してくれる。
｢コケたの…痛いいい。｣
｢見てたから知ってる。｣
｢じゃあなんで聞いたのお。｣
知り合いが現れて安心した私はベソを書きながら差し出された手を掴んだ。
引っ張り上げてくれたリョーマ君は私の膝を見て呟く。
｢あ、血ィ出てるじゃん。｣
｢えっ嘘！ホントだあ、そりゃ痛いはずだ…。｣
コケてあざを作るのは鈍臭い私には日常茶飯事だけど、血を出すなんていうのは久しぶりだ。
｢保健室連れてってあげる。｣
｢ついて来てくれるの？ありがとうリョーマ君。｣
｢ううん、連れてってあげる。｣
｢え？｣
言うが早いかリョーマ君は私を持ち上げて俵の様に肩で抱えた。
これはこれで視線めっちゃ刺さるんだけど！
｢リョーマ君、ななな何を…！｣
｢だって歩けないでしょ？｣
｢確かに痛いけど…これはやだ！｣
ジタバタと暴れて抵抗してみると、リョーマ君は一応おろしてくれた。
それでも私を運んでくれる気は失せていない様で、今度はおんぶをしてくれる。
さっきよりはみっともない感がなくなった様な気がしたけれど、これは少女漫画でよくある胸が当たるシチュエーションでは…、と思いまた恥ずかしくなって来た。
｢りょ、リョーマ君、これもやだ…！｣
｢何、これもダメなの。先輩意外とワガママだね。｣
リョーマ君はそう言っておろしてくれる。
当たるような胸なんて無いけど、なんてツッコミは今はしないで欲しい。
｢じゃ、後はこれしかないね。｣
リョーマ君はニヤっと笑うと私の背中と膝の裏に腕をまわして持ち上げた。
｢…！？｣
こ、これは…お姫様だっこというやつでは…。
私の脳内のパニック状態を知ってか知らずかリョーマ君はさっきと同じ表情のまま私に言う。
｢ほら、首に捕まんなよ。｣
膝の痛みはほぼ収まって来ていたけれど、私はリョーマ君の首に腕を回したのだった。
パステルカラーのまほろば【白石蔵ノ介】*甘*英也様リク→←あふれあり触れてあり余る【千歳千里】*微甘*忍。様リク
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かの(プロフ) - 神崎七海さん» こんにちは、コメントいただきありがとうございます。誠に勝手でありますが、トップページと最新ページに記載しております通り、ただ今リクエストは停止させて頂いております。せっかく下さったところ、申し訳ございません。 (2016年10月10日 0時) (
レス) id: b1058217b4 (このIDを非表示/違反報告)
神崎七海 - わたしは鳳くんと日吉くんと赤也くんがいいです！タイプは･･･せーのっ!鳳 日 切「激甘だぜっ！」ありがと！ すいません･･･遊びました･･･ (2016年9月9日 21時) (レス) id: d5484d1c02 (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - 英也さん» お返事が遅くなってしまい本当にすみません。リクエストありがとうございます。現在更新があまりできていない状態ですが、必ず書かせていただきます！ (2016年1月31日 18時) (レス) id: b1058217b4 (このIDを非表示/違反報告)
英也 - 蔵でデレデレお願いします(^.^)(-.-)(__) (2015年11月8日 0時) (レス) id: f53cb53f3a (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - れり #.さん» リクエストありがとうございます!了解しました!頑張ります(^-^) (2015年4月29日 21時) (レス) id: b1058217b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かの | 作成日時：2014年9月15日 19時
