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「あーあ、丸井先輩になんて言うのよ。」
友達が呆れた顔で私を見る。
ヤケになって全部食べたけど、イライラはおさまらない。
「もういい、丸井先輩なんてみんなから貰ったカップケーキ全部食べて、本物のブタになっちゃえばいいんだ！」
大きな声で言ったと同時に、正面にいた友達の視線が、私を真っ直ぐ見ていない事に気付く。
私の後ろを見ているような…。
不思議に思って振り返ってみる。
「…げっ。」
爽やかな笑顔だけど、額に青筋を立てた丸井先輩がいた。
「何が本物のブタだよぃ。だったら今の俺は何だって言うんだよぃ？」
「えーっとですね、今のはその、言葉のあやって言うか…。」
「ハイハイ、言い訳はたっぷり今から聞かせて貰うよぃ。屋上行くぞ。」
私の腕を引いて椅子から立たせる丸井先輩。
これは着いて行ったら危険なやつだ。
「いや、もう授業始まりますし、」
「アンタいつもそんなに真面目に授業受けてないでしょ。」
「…裏切り者っ！」
「別に最初から味方だなんて言ってないわよ。ホラ、行ってらっしゃい。」
友達にそう言われて、為す術もなくなった私は、引きずられるようにして屋上へと連行された。
ｰｰｰｰｰ
「で、俺のカップケーキは？」
「どこかに落っことしたっぽいですね。」
問い詰められてとりあえず思い付いた嘘で誤魔化しを試みるも、ジトーっとした目で見られて何も言えなくなる。
「嘘です自分で食べました…。」
「マジかよぃ！」
流石に私が食べたとは思ってなかったらしい。
「だって先輩、沢山の人から貰ってたじゃないですか！」
「お前以外に貰っても別に嬉しくねぇだろぃ！」
「…っ！それでも嫌なんです！」
「そう言ってくれれば食べねぇから！」
ああ言えばこう言う、こう言えばああ言う。
暫く言い合いを繰り返して、お互い息切れで肩を上下に揺らしながら押し黙った。
「…。」
「…貰ったやつ、１個も食べてねぇからな。俺。」
「え。」
「元々弟にあげちまうつもりだったし。」
「えっ。」
どうやら私はとんでもない誤解をしてたらしい。
「なのにお前は自分で食べちまうしよぃ…。」
「ご、ごめんなさい…。」
「ま、いいよぃ。責任とって貰うからな。」
瞬間、私の唇と先輩のそれが重なった。
口内に舌が侵入して来て、今までした事のないキスに頭が真っ白になった。
ｰｰｰｰｰ
(…っはぁ、何するんですかっ！)
(うん、まだあめぇなーって。)
図書室。【平古場凛】*甘甘*桜音あゆ様リク→←調理実習【丸井ブン太】*甘甘*悠帆様リク
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かの(プロフ) - 神崎七海さん» こんにちは、コメントいただきありがとうございます。誠に勝手でありますが、トップページと最新ページに記載しております通り、ただ今リクエストは停止させて頂いております。せっかく下さったところ、申し訳ございません。 (2016年10月10日 0時) (
レス) id: b1058217b4 (このIDを非表示/違反報告)
神崎七海 - わたしは鳳くんと日吉くんと赤也くんがいいです！タイプは･･･せーのっ!鳳 日 切「激甘だぜっ！」ありがと！ すいません･･･遊びました･･･ (2016年9月9日 21時) (レス) id: d5484d1c02 (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - 英也さん» お返事が遅くなってしまい本当にすみません。リクエストありがとうございます。現在更新があまりできていない状態ですが、必ず書かせていただきます！ (2016年1月31日 18時) (レス) id: b1058217b4 (このIDを非表示/違反報告)
英也 - 蔵でデレデレお願いします(^.^)(-.-)(__) (2015年11月8日 0時) (レス) id: f53cb53f3a (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - れり #.さん» リクエストありがとうございます!了解しました!頑張ります(^-^) (2015年4月29日 21時) (レス) id: b1058217b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かの | 作成日時：2014年9月15日 19時
