もしもあの4人が吸血鬼だったら（仮） (ページ28)

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・　　ならちゃんページ28

家に連れて帰り、まずは風呂に入らせた

最初は嫌がって抵抗していたが入れるとすんなり入ってくれた

いざきれいにすると、とても整った顔をしていた

αのγ型は自分の血を飲んでも怪我がなおらないため、手当てをするしかない

手当てをした後、名前なども聞き、ご飯を食べさせた

俺たちはちゃんまつ、とあだ名をつけた

ちゃんまつは今までずっと、いろんな吸血鬼に追われ、

ずっと逃げていたせいか、足もボロボロになっていた

次の日、ちゃんまつがいないことに気づいた

聡に臭いをたどってもらった

行き着くと、吸血鬼たちに体中を噛まれていた

吸血鬼たちを倒し、ちゃんまつのそばによった

n 「大丈夫か?」

m 「ハアハア触らないで!!」

パシッ!

ちゃんまつはならちゃんの手をはたき、壁際に逃げた

n 「なんで、外に出たんだよ」

m 「他の吸血鬼は信用できない、、、だから出た、、、
　もう嫌なんだよ、、、なんで俺ばっかりこんな目に遭わなくちゃいけないんだよ、、、
　そんなの全体おかしい、、、なんで、、、」

n 「、、、ちゃんまつ、俺たちのこと、信用できない?」

m 「助けてくれたのは嬉しい、、、だけどいつ裏切るかわからない、、、」

n 「それはお前の想像だろ?」

m 「えっ?」

n 「吸血鬼は全員こうだって決めつけてる、大体、俺たちがお前の血をほしいのなら、
　家に連れていった時点で噛みついてる」

m 「じゃあ、なんで俺を家に連れていったんだよ、、、なんで助けたんだよ、、、」

n 「お前のことを強いやつだって思ったからだ、誰にも頼らず、一人で今まで
　生きてきた、その事を本当にすごいって思ったからだ
　だから助けた、なぁ、お前はずっと一人でもいいのか?」

m 「いいわけないじゃん、、、でも、じゃあ俺は誰を頼ればいいの?」

n 「俺たちを頼ればいいんだよ!俺たちはお前の血をとったりなんかしない、
　今までよりもっとうまいものだって食わせてやれる!
　温かいところで寝かせてやれる!もっと楽しい生活を送らせてやれる!
　だからよ!俺たちと一緒に来いよ!」

ちゃんまつの目からは涙が流れ、力が抜けたのか、その場に座った

俺はちゃんまつのそばにより抱きついた

n 「大丈夫、俺たちがついてるから」

m 「うん」

ちゃんまつは目を閉じた