幼馴染からの愛が重くなってる件について2

episode60 ページ18

ドラケンから叩かれた痛みに唸っていれば
話は進んでいて
沢山のバイクの音が聞こえはじめる

武「内輪モメは気乗りしなかったけどよぉ」

ナ「愛美愛主相手なら思っきり暴れられんじゃねーかよ！」

場「結果今日が決戦になっただけの話」

『皆〜！』

マ「おまえら、、」

東卍が揃った
戦いはこれから
私とドラケンが先に戦力を削ったとしても五分五分
まあ、皆なら大丈夫

ド「祭りの日に大乱闘、、血が踊るじゃねぇかよ、、なあ、マイキー！加奈！！」

『座ってるなんて勿体ないくらい』

マ「はは、、」


万次郎は口許に笑みを浮かべ前を向き声を張り上げた

「行くぞオラァ！！！」

半「やっちまえ！！！」

至るところから鈍い音が聞こえる

私はドラケンの傍で戦ってる
ドラケンは刺されてもタケミっちのおかげで助かる
でも万が一がある
刺されること自体を阻止したい


『ドラケンふらふらじゃない！？休んどきなって！笑』

ド「あぁ！？馬鹿言ってんじゃねぇよ！まだやれんだよ！」

離れたところでぺーやんと万次郎が相対してる

ってことは、そろそろキヨマサが近くに来る
私はドラケンの周りを注視し始める


居たっ、、！


その手にはナイフが握られてドラケンの方へ真っ直ぐ向かってきている


『ドラケン！！』


ド「！？」


ドスッ


『っ、、！』


ド「、、は？」


刺されたのはドラケンじゃない
私だ

これ、万次郎にまた怒られちゃうなぁ、、


ド「加奈！！！何して、、！？」


『ドラケン、、大丈夫、、死んでないから、、笑』

痛い 刺された部分が焼けるようだ
でも心配かけたくなくて笑ってみせる

その時タケミっちがこっちに気付いた

タ「え、、加奈ちゃん、、？加奈ちゃん！！！！」

その声に万次郎が気付く

マ「！！」

タ「加奈ちゃん！？加奈ちゃん！！」


マ「どうした！？タケミっち！！」


タ「加奈ちゃんがっ、、加奈ちゃんが刺された、、！！」


マ「加奈、、？っ！！どけっ！！通せバカ！！」
周りに居た人達をなぎ倒しこちらに向かおうとする万次郎
だが襟元を掴まれ遠くに投げ飛ばされる

半「マイキー見ーっけ！！」


マ「半間ぁ、、！！」


タ「(どうして加奈ちゃんが、、！加奈ちゃんはマイキーくんの大切な人、、ここで死んじゃったら全部、、！全部終わっちまう、、！)」


マ「タケミっち！ケンチン！」

『ｶﾞﾊｯ、、』


ド「！！おい！まだ間に合う！！」

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