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少年は走り出し図書室へと踏み込み身を隠した。





「はぁ〜ここはどこなんだよぉ。

夢から醒めて…お願いします。

神様 仏様 稲尾様…」







と、両手を合わせ祈る。

だが、その祈りは天には届かずモンスター否、グリムは迫ってきた。








「俺様の鼻から逃げられると思ったか?

ニンゲンめ!」



「わっ!?」







目の前にグリムがおり腰を抜かした少年。








「さぁ、丸焼きにされたくなかったら

その服を……ふぎゃぁ!?



痛ぇゾ!なんだぁこの紐!!」








グリムは何かの紐に巻かれた。








「紐ではありません、愛の鞭です!!」







そこに現れたのは







「うわぁ!?変態仮面!!!!」




「コラッ!誰が変態仮面ですか

私はここの学園長ディア・クロウリーです!!!」




「すんません!!!」




「はぁ〜やっと見つけました。

君、今年の新入生ですね?」




「えっと?」







少年は困惑する。

少年は今は高校生半ばであるのに今年入学と言われているからである。





「ちがいま…」


「さあさあ、とっくに入学式は始まっていますよ。鏡の間へ行きましょう」








少年の言葉を遮り学園長は少年に鏡の間という所へ行くように促す。









「あのぉ…新入生とは???」



「貴方が目覚めた沢山の扉が並んでいた部屋ですよ。

この学園へ入学する生徒は、

全てあの扉をくぐってこの学園へやってくるのです。


通常、特殊な鍵で扉を開くまで生徒は目覚めない筈なんですが…」







と、少年にはわかりえることのない単語を並べ話す。

少年の頭はハテナで埋まっていく。
少しグリムというのを同情した目で見ながら。








「それまでの世界に別れを告げ、

新しく生まれ変わる。


あの扉の意匠にはそんな思いが込められているんです」




「はぁ……

あ、あのそれより、ここは」




「おや?

君、まだ意識がハッキリしてないんですか?


空間転移魔法の影響で記憶が混乱しているんですかねぇ…」






「空間…転…?魔法…?」






また変な単語が頭の中で浮遊する。

▽→←When you wake up



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にゃ - 4ページの火事が家事になってませんか? (5月27日 8時) (レス) @page4 id: eb220bc671 (このIDを非表示/違反報告)
逆菜(プロフ) - 更新楽しみにしていてくれてありがとうございます。そっちの話も考えているところなので楽しみにしていてください! (2021年8月9日 14時) (レス) id: 55a63bc598 (このIDを非表示/違反報告)
水蓼(プロフ) - この作品の更新楽しみにしてます!!(*≧ω≦)海鈴ちゃんの審神者生も見てみたい... (2021年8月9日 12時) (レス) id: 9b668583e7 (このIDを非表示/違反報告)
逆菜(プロフ) - ショートケーキの赤いヤツさん» 神作なんてそんなすごい作品では無いですよ(満更でもない)。でもありがとうございます。更新頑張りますね! (2021年8月8日 16時) (レス) id: 55a63bc598 (このIDを非表示/違反報告)
ショートケーキの赤いヤツ - 清光が女の子になっても清光だ!すごい神作です、更新頑張ってください!! (2021年8月8日 16時) (レス) id: 4120331ea8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:逆菜 | 作成日時:2021年8月6日 20時

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