愛を欲する神様は歪んだ世界へ沈みゆく～荒野の反逆者篇～ (ページ29)

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「あーあ、真逆バレちゃうとはねぇ。」

私は自分の部屋の窓から入った。

すると、1回で主の気配がした。

「あ、るじ？」

「A…！

どうして起きてるの？」

「えっへへ

全く眠れなくて…

ところで主は？」

「俺はグリムの寝相に起こされた…」

と、不満そうな顔だった。

「そうだ主、ホットミルクでも作ろうか？」

「あっ、いいの

じゃあ頼もうかな？」

「おまかせあれ！」

私は作りに行く。

はぁ〜めんどくさい事になったなぁ。

真逆、寮ぐるみの事件とは。

牛乳を温め蜂蜜とレモンを入れる。

「主〜できたよ。」

「待ってました。」

主は猫舌なのかフーフーと冷ましながら飲む。

「ところでさA、」

「どうしたの主？」

「悩んでることがあるなら聞くけど…」

「ぇ、あ〜…何でもないよ」

これは私だけの問題だし主に言うのも気が引けた。

約束を破ることなんて絶対したくない。

私じゃなくて彼らが死.んじゃうから

「それじゃあ気分転換に外へ出ようか」

「主がしたければなんなりと」

私は主をエスコートして外へ出た。