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お昼ご飯を食べたあとに広げられたポテトチップスを食べていると、ソクミンくんがやってきた。隣で結構辛いスナック菓子を食べていたウォヌさんの目の前に座って口を開く。
「ヒョン、辛いの好きですか？」
ウォヌさんの手がピタリと止まる。多分、ヒョンと呼ばれたことにビックリしてるのかな。
「…あ、すみません、急にヒョンって呼ぶの失礼でしたよね」
「いや、別にいいよ」
そう答えると一気に嬉しそうな顔になったソクミンくん。
「やった！じゃあ今日からウォヌヒョンって呼びますね！」
ソクミンくんは人の懐に入るのが本当に上手だなあ。なんて呑気に考えていると、ソクミンくんがこちらを向いた。
「あ、それでヒョン辛いのいけます？」
「んー、まあ普通のなら大丈夫かな」
そう答えてウォヌさんはまたスナック菓子をパクリ。
返答を聞いたソクミンくんは何かごそごそとリュックからお菓子を取り出す。とんでもなく辛そうなお菓子。
「これ、ロシアンルーレットみたいな感じで一つだけめちゃくちゃ辛いやつがあるんですよ！よかったらやってみません？」
「ふは、なんか面白そうだな」
いつの間にか楽しい雰囲気を嗅ぎつけたミンギュくんとジュン先輩もこちらに来ていて。4人は緊張した面持ちでお菓子を選んでいた。ユアはそれを楽しそうに見ている。
ウォヌさんが食べた後に目が合った。んふ、と可愛らしい笑みを見せた彼は多分セーフなんだと思う。私も釣られて笑ってしまった。
「か………っっら！！！！」
けれどそんな笑顔も吹き飛んでしまうぐらい大きな声が響き渡る。噎せているソクミンくんは申し訳ないけど面白い。
「まあそうなるよな」「ん、これ普通のやつはうまいな」「うん、美味しい」
私が慌ててオレンジジュースを持っていくと、涙目でお礼を言うソクミンくん。
「だ、大丈夫？」
「大丈夫……こんなに辛いとは思わなかった！」
目をまん丸にしてアピールしてくる彼に、ウォヌさんも私も肩を震わせるぐらい笑ってしまって。
気付いたらソクミンくんとウォヌさんは2人で楽しそうに話していた。何だか嬉しい光景だ。
「あ、ウォヌヒョン！そろそろ長距離の準備行かないと遅れちゃいます！」
暫くお菓子パーティーを楽しんだ頃にミンギュくんがそう言って立ち上がった。
「ああ、行くわ」
それを聞いて立ち上がるウォヌさん。ちょっと離れてしまった私の近くで立ち止まった。
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奈々ごん(プロフ) - 初めまして！久しぶりにきゅんきゅんする小説に出会いました。ありがとうございます！口角が上がってしまうくらい好きな小説です！ (6月13日 13時) (
レス) @page50 id: dda75e19fb (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - KYANAさん» 初めまして！楽しんでいただけて嬉しいです！応援ありがとうございます！励みにして頑張りますね！ (2021年2月9日 18時) (レス) id: e14acee8c3 (このIDを非表示/違反報告)
KYANA(プロフ) - はじめまして！最近見つけて読ませていただいているのですが、本当に最高です…！更新応援しています！！ (2021年2月9日 0時) (レス) id: 6aecb490a8 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - ハナさん» 感想をいただけると本当にモチベーションが上がるのでそう言っていただけて光栄です(；_；)！！ありがとうございます…！私もハナさんのこと大好きです！！！ (2021年1月29日 11時) (レス) id: e14acee8c3 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 夏目さん» 素敵すぎてついつい感想を伝えたくなってしまって…！私こそ夏目さんのお話に癒しをもらってます！大好きです！！！(ただの告白) (2021年1月28日 23時) (レス) id: aea125837e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目
| 作成日時：2021年1月15日 17時
