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無事チェ教授のゼミに入ることができて、新しい課題やゼミに慣れるのに必死で5月はあっという間にやってきた。
学校の門には『体育祭』という文字が大きく装飾してあった。隣にいるユアは、体育祭に誘ってみたら「絶対行く！！」と乗り気でついてきてくれた。
特に種目に出る訳では無いけれど、いつもより動きやすい格好で2人とも来てしまった。でも、その方が応援しやすいかな。
「お〜、これが大学の体育祭…」
メイン会場であるグラウンドの方に向かうと、コスプレをしてる人がいたり、応援団みたいな人達がいたり。高校の体育祭より大規模で自由で、楽しそう。
私達の学科の旗がある方に行くと、見覚えのある顔が見えて少し安心。
「あ！ユアヤー！Aちゃんも！？」
聞き覚えのある声に振り返ると、ペットボトルを大量に持ったミンギュくんがいた。既にちょっと汗をかいてる。
「ミンギュおはよう、大丈夫？持とうか？」
「全然大丈夫！にしても2人が来るなんて…なんか嬉しい〜！」
ミンギュくんはやる気満々な格好で、白色のジャージを着こなしている。持ってきたペットボトルをみんなに配り始めた。流石ミンギュくんだ…
彼がミンハオくんとソクミンくんの座ってる席を教えてくれた。ミンギュくんはまだやることがあるから、と行ってしまう。
「お！おはよう！」「おはよう」
「おはよ！」「おはよう」
…お茶会の日から少し、ミンハオくんとの距離を近付けた気がする。ミンハオくんが嬉しそうに口角を上げた。
ソクミンくんもジャージ姿で、ミンハオくんは武術の衣装を着てメイクまでしてある。本格的だ…
そう言えば、同じ学科のウォヌさんはどこにいるんだろう。辺りを見渡したけれどどこにも見当たらない。
「水いる人ー！」
ミンギュくんが残ったペットボトルを持ってこちらにやってきた。
ユアも私もまだ飲み物を買っていなかったので、有難くいただくことにする。ミンギュくんが「どうぞー！」と冷たいペットボトルを渡してくれた。
お礼を言って受け取った後に、ミンギュくんが私の顔を見て「あ！」と何かを思い出したように声を出す。
「え？」
そしてもう一本冷たい水を渡された。
「Aちゃん、ウォヌヒョンに持って行ってくれない？あの人今反対側の木陰で涼んでるから」
お願い！と言ってそのまま他の子達の元へと行ってしまった。
手元には2本のペットボトル。
「行ってらっしゃーい！」
ユアに元気に送り出されてしまった…
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奈々ごん(プロフ) - 初めまして！久しぶりにきゅんきゅんする小説に出会いました。ありがとうございます！口角が上がってしまうくらい好きな小説です！ (6月13日 13時) (
レス) @page50 id: dda75e19fb (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - KYANAさん» 初めまして！楽しんでいただけて嬉しいです！応援ありがとうございます！励みにして頑張りますね！ (2021年2月9日 18時) (レス) id: e14acee8c3 (このIDを非表示/違反報告)
KYANA(プロフ) - はじめまして！最近見つけて読ませていただいているのですが、本当に最高です…！更新応援しています！！ (2021年2月9日 0時) (レス) id: 6aecb490a8 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - ハナさん» 感想をいただけると本当にモチベーションが上がるのでそう言っていただけて光栄です(；_；)！！ありがとうございます…！私もハナさんのこと大好きです！！！ (2021年1月29日 11時) (レス) id: e14acee8c3 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 夏目さん» 素敵すぎてついつい感想を伝えたくなってしまって…！私こそ夏目さんのお話に癒しをもらってます！大好きです！！！(ただの告白) (2021年1月28日 23時) (レス) id: aea125837e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目
| 作成日時：2021年1月15日 17時
