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大学の広い草原の隅っこにあるベンチに腰掛けてサンドイッチを開封する。

今日のセレクトはハムレタスサンドイッチと、たまごサンドの王道ペア。

外の風が気持ちいな、と思いながらフットサルをしている楽しそうな大学生達を眺める。

私もバイトばっかりじゃなくて何かサークル入ればよかったなぁ、なんて何回目かの後悔。でも、好きな音楽を聴きながら外で食べるサンドイッチは格別で、結局今のままでいいや、という結論に至る。

ふと、フットサルをしている男の子を見つめていると、何か見覚えがあるような、と思考が停止した。

…あ、あれ、


フットサルをしているうちの1人が、足を止めてこちらを見ている。

その人がこちらに来ようとしたのを遮るように、もう1人の見覚えのある男の子がこちらへ走ってきた。


「ヌナ!」

こんな涼しい中で汗だくの彼は、少し慌てた様子で私の方にやってきた。

「やっぱりチャニだった」

私がそう言うと、チャニがなんだか嬉しそうに笑って手を振ってくる。

「ヌナ、本当サンドイッチ好きだね」

首にかけたタオルで汗を拭った彼が、私の手にあったサンドイッチを見て微笑む。まあね、と答えれば、彼は何か面白いことがある訳でもないのに楽しそうに笑う。

「1人なの?ヒョンたちは?」

「2人ともサークルのミーティングだって」

そうなんだ、と答えた後に後ろを振り返るチャニ。私も釣られてそちらを見ると、チャニと同じチームのサークルの先輩たち3人がこちらに手を振っていた。

他にも何人か男子がいるけれど、彼らは知らないので他のサークルの人達だろう。

「ヒョン!僕後で入るから始めててください!」

とチャニが大きな声で彼らに言っている。

「お前だけずるい!」と、…あれは多分スニョン先輩が叫んだが、後ろのふたりに連れられフットサルに戻っていった。

「…あ、ごめん、ヌナのお昼邪魔しちゃった」

「それは全然いいけど…」

私はそう答えてハムレタスサンドを1口齧る。

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夏目(プロフ) - 葵さん» 楽しんでくださりありがとうございます!ディノちゃんの小説が少なかったので自給自足しました(笑)最後のラブラブのために書いた小説なので、番外編ではもっとラブラブを書こうと考えております。お気遣いいただきありがとうございます! (2020年9月20日 9時) (レス) id: e14acee8c3 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - mocoさん» 一気に読んでくださりありがとうございます!!とにかくディノくんのカッコ良さにこだわって書いたのでそう仰っていただけて嬉しいです!こちらこそご愛読ありがとうございました!! (2020年9月20日 9時) (レス) id: e14acee8c3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - でぃのちゃんの小説少なかったのでとても嬉しかったです!最後ラブラブしてくれて、ニヤニヤが止まりませんでした(笑)お話も凄く読みやすかったです!番外編もあるなんて、感謝でしかありません。ゆっくりで構いませんので、良ければ番外編もよろしくお願いします! (2020年9月20日 1時) (レス) id: 1b7ff15c1b (このIDを非表示/違反報告)
moco(プロフ) - チャニがカッコ良くてキュンキュンしながら一気に読みました。とても気に入りました。良い小説をありがとうございました!! (2020年9月19日 22時) (レス) id: b8fe820ef0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏目 | 作成日時:2020年9月14日 22時

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