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チャニがそっと私の頭に手を乗せた。
チャニの体は、ぽかぽかしていて太陽のように温かい。
そんな彼にぎゅっとされているのが心地よくて目を閉じた。
そろそろ、言わなきゃ。一番伝えたいこと。
チャニに、言いたいこと。
決意を固めて口を開いたのに、その前にチャニの言葉に制されてしまった。
「僕、夜中にいつも悩むんです。最近、特に」
チャニが少し屈んで、私のことをさらにぎゅっと抱きしめる。決して痛くはないように、優しく包み込んでくれる。
「Aヌナに、告白するならどんな言葉がいいんだろうって」
え。
今、なんて……
「僕の、ヌナが大好きで、大切で、どうしようもない気持ちと、どれだけヌナが素敵な人なのか、全部伝えるために、どう伝えればいいのかわからないから」
何度も伝えようとしたのに。
毎朝の電話で、バイトに迎えに行った帰り道で、ヌナの家の前で。
「………僕も馬鹿じゃないから、ヌナがどうしてこうやって話をしてくれたかくらいわかるんですよ」
チャニが驚いて固まってしまった私の頬を包み込む。
「そう、ですよね？」
それでも少し不安そうなのがチャニらしくて。私はキラキラと光る綺麗な彼の瞳をじっと見つめた。
「僕はずっとずーーーーーっと、Aヌナのことしか、見えないです。本当に。」
「…………そんな、」
「ヌナが僕のことを嫌いになっても、ヌナがヌナのことを嫌いになっても………それは少し嫌だけど、それでも、僕はずっとヌナのことを想ってるって、そう思います」
そんな彼の、根拠のない、不確かな言葉は。チャニが真っ直ぐ言うからこそ本当のことのような気がしてきて。
多分、これからこの人以上に私のことを見てくれる人はいないよって、体中が言ってきてるような気がした。
チャニが真っ直ぐな人だからこそ、私の大好きな人だからこそ、この言葉を信じたくなった。
「Aヌナは、綺麗です」
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夏目(プロフ) - 葵さん» 楽しんでくださりありがとうございます！ディノちゃんの小説が少なかったので自給自足しました(笑)最後のラブラブのために書いた小説なので、番外編ではもっとラブラブを書こうと考えております。お気遣いいただきありがとうございます！ (2020年9月20日 9時) (
レス) id: e14acee8c3 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - mocoさん» 一気に読んでくださりありがとうございます！！とにかくディノくんのカッコ良さにこだわって書いたのでそう仰っていただけて嬉しいです！こちらこそご愛読ありがとうございました！！ (2020年9月20日 9時) (レス) id: e14acee8c3 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - でぃのちゃんの小説少なかったのでとても嬉しかったです！最後ラブラブしてくれて、ニヤニヤが止まりませんでした(笑)お話も凄く読みやすかったです！番外編もあるなんて、感謝でしかありません。ゆっくりで構いませんので、良ければ番外編もよろしくお願いします！ (2020年9月20日 1時) (レス) id: 1b7ff15c1b (このIDを非表示/違反報告)
moco(プロフ) - チャニがカッコ良くてキュンキュンしながら一気に読みました。とても気に入りました。良い小説をありがとうございました!! (2020年9月19日 22時) (レス) id: b8fe820ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目
| 作成日時：2020年9月14日 22時
