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とてもとても幸せな気分だったけれど、それでもぶーちゃんとのことが気がかりで。どうしても引っかかってしまう。
私ってこういう所で寂しい思いさせてるのかな、と思ってしまう。
「あのね、チャナ………」
申し訳ない気持ちでいっぱいになりながらも、チャニの方を見れば、ん?と優しい笑顔で首を傾げる。
「さっき、私、ぶーちゃんと……その、喧嘩しちゃったんだ」
「あ、それでさっき話してる時スングァニヒョンの名前が出たんですか………」
私の言葉を聞いたチャニが気まずそうに下を向く。チャニは何も悪くないのに、そんな落ち込まなくても。
ぶーちゃんと喧嘩した経緯や訳を、意を決して話した。
『チャニのことを幸せにできない』と言う言葉を聞いて、チャニは少し眉をひそめたけれど、それでもきちんと話を聞いてくれて。
ぶーちゃんに会って仲直りしたい、と続ける前にチャニが私の手を握った。
彼がすぐにスマホを取り出して、少し操作した後に歩き出す。
「……スングァニヒョン、校舎裏にいるそうです」
やはり少し不満そうなチャニに、眉を下げて呟いた。
「…………ごめんね」
「さっきの、ヌナが僕のこと寂しい思いさせるとか、幸せにできないとか思ってたくだりは怒ってます」
「うん、……ごめん」
私の前を歩くチャニは、後頭部しか見えないけれどちょっぴり怒っているように見えた。
そうだよね、普通怒るよね………
謝っても謝り足りない気がして俯いていると、彼が振り返ったのがわかった。
「ヌナにそんな心配事を植え付けた奴に、怒ってます」
だから謝らないでください、と言って優しく頭を撫でてくれる。
「そんな心配事ふっ飛ばしちゃうぐらい、僕がヌナのことを幸せにします。絶対」
「…………うん、ありがとう」
ぎゅっと私の手を握る力が強くなるチャニの手のひら。
目頭がツン、と熱くなったけれど、何とか耐えて。彼の手を握り返して、チャニに笑いかけた。
拝啓、おじいちゃん。
私の恋人は、おじいちゃんが安心できるぐらい、素敵な人です。
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夏目(プロフ) - 葵さん» 楽しんでくださりありがとうございます!ディノちゃんの小説が少なかったので自給自足しました(笑)最後のラブラブのために書いた小説なので、番外編ではもっとラブラブを書こうと考えております。お気遣いいただきありがとうございます! (2020年9月20日 9時) (レス) id: e14acee8c3 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - mocoさん» 一気に読んでくださりありがとうございます!!とにかくディノくんのカッコ良さにこだわって書いたのでそう仰っていただけて嬉しいです!こちらこそご愛読ありがとうございました!! (2020年9月20日 9時) (レス) id: e14acee8c3 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - でぃのちゃんの小説少なかったのでとても嬉しかったです!最後ラブラブしてくれて、ニヤニヤが止まりませんでした(笑)お話も凄く読みやすかったです!番外編もあるなんて、感謝でしかありません。ゆっくりで構いませんので、良ければ番外編もよろしくお願いします! (2020年9月20日 1時) (レス) id: 1b7ff15c1b (このIDを非表示/違反報告)
moco(プロフ) - チャニがカッコ良くてキュンキュンしながら一気に読みました。とても気に入りました。良い小説をありがとうございました!! (2020年9月19日 22時) (レス) id: b8fe820ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏目 | 作成日時:2020年9月14日 22時