ドS彼氏と甘い日常【名前変換オリジナル】

5話 ページ6

ずんずんと私を掴んで進んでいく





私チャリ通がよかった……そんなこと今思ってもむだだけど






それにしても、歩いてる間のこの無言の時間、何気につらいよ……






なにか喋って！とも思うし、怖いから何も喋らないで！とも思ってる





これからどこ行くの！？私は何されるの！？とかいろいろ考えてると、歩くのが止まった







「付き合ってもらいたかったとこ、ここ」







「……ここ？」






どっからどうみてもただの公園。






「えっと、どういうことですか？」






「とりあえず、敬語やめろ。うざい」






「……わかった」






「それから、おまえの名前なに？」






「来北A。」






「ふーん」





ふーんって！なに！私の名前聞いてどうするわけ！？





って思いっきり大声で聞きたいけどそんな勇気はなくてただ黙ってるしかない






「おい、A。今から人が来るから、適当にあいづちうってろ」






……は！？え、なに！？意味わからない！！







「えっと、ごめん。状況がいまいち良くわからないんだけど」







ギロッ






睨まれた！！怖いからやめてーー！






目合わせられない！とりあえず下向こう







「あ、来た」






！？






すると、かなりの美人が来た







「…………」






何、この無言の間







私がおろおろしてると、その美人の女の人が口を開いた






「その人が、例の宏くんの彼女？」






「あぁ」






は！？





いや、あぁ、じゃないから！！どーなってるの！？誰か私に状況を説明して！






美人が私に話しかけてきた







「あなた、本当に心の底から宏くんのこと好きなのよね？そうなのよね？」






わけがわからなくてあいつの方を見てみると、そうですって言え！！と顔に書いてあった。とてもこわい








「そ、そうです！愛しています！」






もうやけくそ

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