ドS彼氏と甘い日常【名前変換オリジナル】

11話 ページ12

あいつと離れて教室に入るとみんなの目線が一気にこっちをむいた




「ちょ！！！A！！どーゆーことよ！？朝！一緒に！！あの宏くんと登校って！？」




クラスの女子7.8人に囲まれてすごい形相で問われた





「あー、昨日ぶつかって、いろいろあって彼女になりました……」





偽の彼女だけどね、と内心で吐き捨てた





「はぁぁぁ！？」




女子の声が重なる





「な、なんで！？どーゆーこと！？意味がわからないんだけど！いろんなことってなにーーー！！」





「いや、それが私にもよく分かってなくて。頭の整理できたらみんなに話すね」






これは半分本当で半分嘘





「納得いかない！！今すぐ話しなさい！」






「え、そんな事言われても……」





とまどっていると、誰かが、あ！！！と大きい声を出した





みんな一斉にその子の見ている方をみる






「げ……」






思わず出てしまった単語。






いや出ずにはいられない





だってドアにあいつが自慢げに立ってたんだから。






「ちょっとそいつ借りていい？」






そいつとは、きっと私のことだと思う





「どーぞ！！！」





みんな私を快く差し出す





「ちょ！！やめてよーーー」





「照れなくていいから」





ニヤニヤしてる女子たち……




あーーもう！！！





「……わかった」





「授業始まる前には戻っておいでよーー」





「当たり前！！」





そう吐き捨ててあいつのあとをついて行った

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