サキュバス的女の子 悪女退治にあの手この手を使うってさ

3-3 逃走 ページ9

A視点



『ﾁｯ....かったリーったらありゃしない！！』ｾﾞｪｾﾞｪ



今、仲直りしたキラー&ホラーが私を追いかけている



ｷﾗ「AHAHAHA！！
まさか仲裁役がコイツだとはねェ？！」


ﾎﾗ「hehehe....！
みじん切りにしてやらぁ！」


『なんでこーゆーときゃ息ぴったりなんだよ！
つかここ！公共の場！馬鹿なん？！』


「何？あの子達....」


「チョー迷惑じゃねww」


「わかるーww」



そう、ここはショッピングモール
周りの白い目に耐えながら必死に逃げている



『ﾁｯ....しゃあねぇなぁ？！
愛の妙薬・荒(あいのみょうやく・こう)！』



ｷﾗ「はぁ？！マジふざけてンな....そうだよな？ホr....
あ？ち、ちょっと？！」



ホラーは固まって動かない



だってこの魔法は
広範囲に渡り、人々を魅惑し、操る魔法だから


『ククク....てめぇらぁ！キラーをやっちまえ！！』



ﾎﾗ「....」



ホラーは無言で、キラーの腕を掴んだ



ｷﾗ「ち、ちょっと？！ねぇ？！ホラー！！謝るからぁ！！ねぇ！！」



キラーは目に涙を浮かべていた
しかし、その願いが叶うはずもなく、他の人々もキラーに襲いかかる



ｷﾗ「....ユルサナイ
悪魔め！コロしてやる！！」


『....はっ！私は悪魔じゃない、夢魔だ』


ｷﾗ「....どうでもいい！」



あれと同じにしないでくれ…



『....あっそ
でもアンタは私にゃ勝てないよ』


ｷﾗ「....証明してみなよ！」






『....いいよ、ワルイコちゃん
愛の妙薬・睡(あいのみょうやく・すい)』



ｷﾗ「....ああもー
ホントやだぁ...」



キラーはこの言葉を最後に、眠ってしまった

この魔法は
私が注目した一人を眠らせるのだ



『....あー、派手にやったなぁ....
しゃーねー
愛の妙薬・忘(あいのみょうやく・ぼう)』



これは、
人々の記憶を消す魔法



『....よしっ！
キラーをお持ち帰りだ！』



もちろん、悪い意味はない

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金林檎

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