finess (ページ18)

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奪還作戦ページ18

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hc「で、なにあれ」

合同練習も大詰めに入った今日この頃、ダンスの先生に挨拶を済ませたと思えば早速詰めてきたのはヘチャニヒョン。

cl「イヴがジャニヒョンとテンヒョンにお世話されてる」
rj「あっちは？」
js「イヴとられて拗ねてます」

視線の先には真顔のジェミニヒョンと困った顔で笑ってるジェノヒョン(口元ぴきぴきしてるけど大丈夫？)。この2人の名誉のために言っておくと普段はどちらかと言えば優しいし、礼儀はちゃんとしてる方。

だけど今日はAが練習室に入ってきてすぐ他のヒョン達に取られちゃって、そのまま話せてないからずっとあんな感じ。さすがのジェミニヒョンとジェノヒョンもあの2人のヒョンからは奪えないみたい。

ヘチャニヒョンならなんとかしてくれるかと思ったけど、この険しい顔を見てると難しそう。そりゃそうか、ジャニヒョンとテンヒョンなんて…強敵すぎる。

当のAはというと、大好きなジャニヒョンと憧れのテンヒョンと話せて嬉しいみたいで、僕たちの方なんてちっとも見やしない。

特にテンヒョンとイヴはついこの間までオサズだったはずなのに、コンテンツのおかげで距離が縮まったみたいでお菓子まで食べさせてもらってるし。
…この場合はコンテンツの"せいで"って言って方が正しいかも。

そんなことを考えてたらジェミニヒョンが顎で使って訴えてくる。僕に行けって？そんな目を向けられても…。生憎、僕にもそんな勇気はありません。

視線を向けたまま全く逸らさずに圧をかけてくるジェミニヒョンに困り果てて、ヘチャニヒョンを見ればドリム集合！だって。

ジェノヒョンとジェミニヒョンがいるソファーまで4人で移動して、イヴを誘き寄せるにはどうしたらいいか作戦会議するらしいけど、そんなうまい案が出てくるなんて到底思えない。

この状況を楽しんでるのなんてチョンロぐらいだし、せめて練習が終わるまでにこのヒョン達の機嫌が治ればいいけど。

ていうか、この感じだとイヴを取り返せてもドリムのヒョン達に構い倒されて後が長くなりそうだなぁ。一緒に夜ご飯食べる約束してたのに…。

そんな僕たちの姿をドヨンイヒョンが撮ってるなんて露知らず、イヴ奪還の静かなる戦いは幕を開けましたとさ。

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