【男主】消えた歌い手と天才ドラマー

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(？？side)

あの後


やっぱり注意したとはいえ、


1人くらいデマを流す奴はいるだろうと思ってた


案の定ネットは大騒ぎ


もう気にしてたって戻らないんだからしょうがないでしょ


...あぁ、思い出してしまった


ダメだ、俺もちゃんと現実を受け止めなきゃ


いつまでも引きずってちゃだめだろ


みんな前に進んでる


俺だけ置いてけぼりだ


...そう思っても、未だに受け止められない事実


あぁ、なんで俺なんだ


どうして俺なんだよ


まだ、みんなと歌いたかった。


今の俺にあるのはこの楽器たちだけ


歌えなくても、支えることはできる


......また、出てきた


いい加減止まってくれ









「っ...みんな......今までありがとう」









そう呟き、


現実から目をそらすように


深い眠りに落ちていった

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