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(96猫side)
「き、きく?」
「どうしよう...
直接会える機会はもうないかもしれないし...」
「そらるんに聞いてみる?」
「いや、大丈夫...僕行くよ」
檸檬さん...
マヤかもしれない人に、その正体を聞く
それはとても勇気がいることだった
それに、檸檬さんは1言も喋らない。
余計に勇気が必要だ...
そしてまふくんは檸檬さんの後ろで止まった
「あ、あの!!」
ゆっくり振り向く。
そして周りを見て、自分を指さす。
「はい...え、っと...単刀直入にききます。
あなたは......マヤですか...?」
シン...と静まり返る楽屋
そして急にどよめく人達。
お面の下はわからない
どんな表情をしているのだろうか
「嘘...だろ...?」
「ほ、ほんとなん?」
「え...」
みんながどんなことを言ってもわからない表情
あぁ、お面が邪魔くさい
「すみません!
片付け始めるので退出してもらっても...」
「あ!!すみません...!」
「まふ、とりあえず出よう」
檸檬さんは黙ったままだった。
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作者名:龍の眼 | 作成日時:2018年8月16日 19時