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それから数日は薮と伊野尾の中はギクシャクしていたがそれでも2人はケンカはしなかった。
｢うっっ......｣
この日つわりが酷かった山田は仕事を休み、仕事が休みだった中島が山田に付き添っていた。
｢裕翔くんありがとう。｣
｢何か飲む？......何なら飲めそう？｣
｢オレンジジュース。｣
中島は冷蔵庫を開けオレンジジュースをグラスに注いで山田に出した。
｢ごめんね。せっかくの休みに。｣
｢そんなの気にしない。山ちゃんダメだよ。甘えなきゃ。｣
｢......うん。｣
｢でも、同性婚って大変だね。男性の妊夫人口少ないから相談だってしにくいし。｣
｢うん。でも妊娠って案外男女一緒なのかも。｣
｢一緒？｣
｢この間本屋で妊婦専門雑誌読んだんだ よね。まだ男性妊婦用の雑誌って創刊されてなくて女性の妊娠についてしか書いてなかったけど、今の自分に当てはまることばかりだった。｣
｢へぇー。｣
そのまま黙り込んでしまった2人。
ただ2人でソファーに1時間。
｢裕翔くん。お昼食べて行かない？作るよ。｣
｢でも、気持ち悪くならない？｣
｢うん。案外匂いは平気なんだ。｣
山田は手際良く簡単なチャーハンを作った。i
｢いただきます。｣
中島は1人黙々と食べた。
｢あれっ？山ちゃん食べないの？｣
｢ご飯足りなかったから。｣
｢ごめん。はいっ。山ちゃん半分食べなよ。｣
｢えぇーいいよ。裕翔くん全部食べて。｣
そんな言い合いがしばらく続いた頃伊野尾がひょっこり帰って来た。
｢何してんの？......あっ、チャーハンじゃん。オレも食べたい。｣
｢ご飯足りない中オレの分だけで山ちゃん食べないんだもん。｣
｢山田は大丈夫だよ。引っ切り無しに何か食べてるから。｣
｢そう？｣
そう言い中島はチャーハンを全部食べた。
｢ごちそうさま。｣
｢うん。｣
その後中島は伊野尾が帰って来たから大丈夫だと帰って行った。
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凛 - 凄く楽しみにしてます！ 頑張って下さい (2015年1月25日 9時) (
レス) id: 4539acf12f (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 更新、楽しみにしています！がんばって下さい、！ (2014年12月7日 16時) (レス) id: 7a4c8f038e (このIDを非表示/違反報告)
りんご - おもしろい!!応援してます!!! (2014年11月25日 22時) (レス) id: 0ccb7809ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有山 | 作成日時：2014年11月24日 20時
