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しばらくすると山田がお風呂から上がって来て玄関で寝ている伊野尾が目に入った。
｢薮ちゃん。いのちゃん玄関で寝てるよ。｣
｢知ってるよ。ほっときなよ。訳わかんない事言ってるし。それに大ちゃん不貞腐れてた。いのちゃんまた適当なことばかり言ったんじゃない？｣
薮は呆れながらまたアニメのDVDを見た。
山田は髪をバスタオルで拭きながら部屋へ入ると有岡がベッドに座りながら俯いて元気が無かった。
｢大ちゃんどうしたの？｣
｢あぁ、居たんだ。｣
素っ気ない態度の有岡に山田は
｢いのちゃんと何かあった？｣
と聞きながら隣に座った。
有岡は1ヶ月前、社長へ抗議に行こうとした先で中島に言われたことを話した。
｢それについていのちゃんにマジで怒られた。｣
｢確かにいじめられてた。小学校からずっと。悪口と無視。｣
山田はためらう事無く話した。
｢大ちゃんの知ってるオレならきっと抗議に行ってくれたら『ありがとう』って言ってる。でも内心は『事を穏便に済ませて欲しかった』って思ってる。｣
｢そうなの？｣
｢普段仕事でカッコつけてるのも、やるのが当たり前だと思ってやってる。｣
｢何も知らなかった。｣
｢暗くてほっといて欲しいオーラ出してるクセにカッコつけたいしみんなとハメ外したいと思ってる。これがホントのオレ。｣
本音を伝えた山田を有岡はそっと抱きしめ
｢もういいよ。でも接し方は今まで通りでも大丈夫？｣
と聞いた。
｢うん。ってか、いつも以外の接し方はヤダ。｣
｢オレ、いのちゃんと裕翔に謝らなきゃ。｣
有岡は携帯を手にするとLINEで裕翔に
『涼介から全部聞いた。ごめん。』
と謝った。
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凛 - 凄く楽しみにしてます！ 頑張って下さい (2015年1月25日 9時) (
レス) id: 4539acf12f (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 更新、楽しみにしています！がんばって下さい、！ (2014年12月7日 16時) (レス) id: 7a4c8f038e (このIDを非表示/違反報告)
りんご - おもしろい!!応援してます!!! (2014年11月25日 22時) (レス) id: 0ccb7809ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有山 | 作成日時：2014年11月24日 20時
