1-26 ページ26
2時間くらい経った頃。
「山ちゃーん。いい加減“裕翔くん”って言うのやめてよー。」
山田に寄りかかりながら甘えてくる中島。
「裕翔くん飲み過ぎだよ。」
山田は中島からグラスを取りテーブルへ置いた。
「ユッティー、涼介大変だから寄りかからない。」
知念は中島を引っ張り起こした。
「すみません。カルアミルクください。」
岡本はマイペースに自分のお酒を注文した。
「圭人も飲み過ぎじゃない?」
「まだ2杯目。逆にちぃちゃん全然飲んでないじゃん。」
「ボクは弱いから1杯でいいの。」
「山ちゃーん。」
「裕翔。大丈夫?飲み過ぎだよ。」
「涼介、今、裕翔って。」
知念はびっくりした。
「飲み過ぎてないよ。」
「もう4杯飲んでるよ。」
「ユッティーなんかあった?」
「............大ちゃんと離婚しなよ。」
中島のいきなりの発言に山田は困惑した。
「大ちゃんは山ちゃんの事全然分かってない。」
「そんなことないよ。大ちゃん、オレの為に......」
「優し過ぎ。もっと自分出しなよ。溜めて吐き出さない。良くない。」
「やっぱ飲み過ぎだよ。圭人お会計しよう。」
山田は岡本にお会計をお願いした。
「裕翔くん帰るよ。」
「金額これだって。」
岡本はお会計伝票を持って来た。
知念は中島抜きの3人で割ろうと提案。
3人で割り勘をし店を後にした。
「山ちゃーん。」
ずっと山田の名前を呼ぶ中島を知念と岡本で抱える。
山田はタクシーを捕まえた。
「ボクと圭人でユッティー送って行くから涼介は帰っていいよ。」
「ごめん。裕翔くんよろしくね。」
「なんで山ちゃんが謝るの?まっ、いいや。じゃあね。また明日。Bye Bye。」
こうして3人は帰って行った。
山田はもう一度タクシーを捕まえ家まで帰った。
98人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛 - 凄く楽しみにしてます! 頑張って下さい (2015年1月25日 9時) (レス) id: 4539acf12f (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 更新、楽しみにしています!がんばって下さい、! (2014年12月7日 16時) (レス) id: 7a4c8f038e (このIDを非表示/違反報告)
りんご - おもしろい!!応援してます!!! (2014年11月25日 22時) (レス) id: 0ccb7809ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:有山 | 作成日時:2014年11月24日 20時