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｢涼介っ。｣
玄関を開けると山田と誰かの笑い声が聞こえた。
靴を見ると知念の靴があった。
｢涼介？｣
｢あっ、大ちゃんおかえり｣
｢大貴おかえり｣
｢心配したよ。電話したのに出ないから。｣
｢ごめん、寝室に置きっぱなしだ。｣
｢大貴ダメだよ。直ぐに食べれる物買っといてあげなきゃ。｣
｢知念色々持って来てくれたんだよ。飴とかチョコとか。｣
楽しそうな山田を見た有岡は嫉妬した。
｢最近本当に調子悪いんだよね。｣
｢ねぇ、なんで涼介が妊娠しようと思ったわけ？｣
｢大ちゃんと付き合ってる時思ったんだ。料理したり、花に水をあげたりしてるのが大好き。そんな女性みたいな趣味があるオレが母親になるのが家族として自然かなぁって。｣
そう言いながら有岡をそっと見る山田。
｢ごめん、2人の生活邪魔しちゃって。ボク帰るね。｣
｢今日はありがとう。楽しかった。｣
｢涼介ムリしないようにね。｣
｢うん。｣
知念を見送った山田は知念の持って来てくれたお菓子をまた食べ始めた。
｢ごめん、気にしてやれなくて。｣
｢何が？｣
｢食べてないと気持ち悪くなること知ってたのに......｣
｢気にしないで。何も言わなかったオレにも悪かったし。そう言えばマンションは？｣
｢即決した。再来週引越しにしたから。｣
｢そっかぁ。2人だけの生活がもうじき終わるんだね。｣
寂しそうな山田を有岡はそっと後ろから抱きしめた。
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凛 - 凄く楽しみにしてます！ 頑張って下さい (2015年1月25日 9時) (
レス) id: 4539acf12f (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 更新、楽しみにしています！がんばって下さい、！ (2014年12月7日 16時) (レス) id: 7a4c8f038e (このIDを非表示/違反報告)
りんご - おもしろい!!応援してます!!! (2014年11月25日 22時) (レス) id: 0ccb7809ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有山 | 作成日時：2014年11月24日 20時
