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「ただいま。」
山田が家に着くと物音1つしない静けさだった。
「大ちゃん。いのちゃん。」
名前を呼びながらリビングダイニングへ向ったが誰も居なかった。
部屋にも誰も居なかった。
「......出かけたのかなぁ?」
あまり気にすることもなくいつもの様に冷蔵庫を開け夕食のメニューを考えた。
「あまり材料ないし。買い物行こっかな。」
山田は近くのスーパーへ買い物へ出かけた。
その頃有岡は他のメンバーを集め社長の元へ行こうとしていた。
「大貴やめようよ。」
「そうだよ。山田何て?薮だっていないのにさぁ。」
「光。薮ちゃんが居ないからってダメなわけ?」
「大ちゃん。別にそんなつもりで言ってるんじゃないよ。」
「大ちゃん。山ちゃんの事全然分かってないよ。」
「裕翔?知ってるに決まってんじゃん。オレら夫婦だよ。」
「こんな事したって山ちゃんの気持ちはラクにならないし、嬉しくだって無いと思う。」
「裕翔、山田の何がわかるワケ?オレの方が一番......」
「大ちゃんは山ちゃんのムリな顔しか知らないんだよ。」
有岡と中島がもの凄い口喧嘩を初めてしまい困惑する一同。
「山ちゃんは......山ちゃんは......」
「何でユッティーが泣くの?」
「山ちゃん高校時代イジメられてた。多分その前からも。それが当たり前になって今の何言われても動じない素振りを見せてる山ちゃんが生まれたんだよ。」
一同耳を疑った。
「裕翔それどういう意味?」
岡本は中島に尋ねた。
「言葉のまんまだよ。」
そう言って中島は帰って行った。
「有岡くん。今日は解散しない?」
「だから言ったじゃん。薮が居ないと結局10人や9人をまとめられないんだよ。」
八乙女は飽きれて言った。
「いのちゃんは?」
知念は伊野尾が居ない事に今頃気づいた。
「病院から呼び出されて行った。薮ちゃんの検査結果出たんだって。」
有岡は不貞腐れながら知念に答えた。

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- 凄く楽しみにしてます! 頑張って下さい (2015年1月25日 9時) (レス) id: 4539acf12f (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 更新、楽しみにしています!がんばって下さい、! (2014年12月7日 16時) (レス) id: 7a4c8f038e (このIDを非表示/違反報告)
りんご - おもしろい!!応援してます!!! (2014年11月25日 22時) (レス) id: 0ccb7809ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:有山 | 作成日時:2014年11月24日 20時

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