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「ただいま。」
「大ちゃんおかえり。」
「あれっ。涼介1人?」
「うん。いのちゃん飛び出して行っちゃった。」
「はっ。何かあったのかなぁ?」
山田は夕食をダイニングテーブルに並べはじめた。
「うわぁー。さすが涼介。」
「今日も気合いいれちゃった。」
テーブルにはオムライスに肉じゃが、サラダが並んでいた。
「ただいま。」
伊野尾と薮が帰ってきた。
「あれっ、薮ちゃんどうしたの?いのちゃんが今日薮ちゃん遅くなるって......薮ちゃんのオムライスないよ。」
「別に良いよ。おかず食べるから。」
「何これっ。山田センスない。オムライスに肉じゃがって。」
伊野尾は山田の料理にケチを付けた。
「いのちゃん食べなくていいよ。涼介せっかく作ったのにケチ付けてさぁ。」
有岡は伊野尾を本気で怒った。
「ごめん。」
その時だった。
「薮ちゃん?」
山田が薮の異変に気づいた。
「薮ちゃん。腕どうしたの?」
薮の両腕にいくつものアザがあった。
「そうなんだよ。ぶつけたワケじゃないんたけどね。」
山田は棚から湿布を出し薮の腕に貼ってあげた。
「山田ちゃんありがとう。」
その後何事も無く夕食を済ませた。
夕食後伊野尾と薮から山田と有岡に薮が今日病院へ運ばれた事や検査入院する事を話した。
「薮ちゃんもしかして......」
「涼介何か気になる病気でもあるの?」
「うん。去年の24時間テレビのドラマの為に大野くんが悪性リンパ腫について調べてたんだよね。その時話してくれた症状に似てる。」
一気に空気が凍りついた。
誰も何も言えなくなった。
それからそのままお互いの夫婦が話しをすることはなかった。

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- 凄く楽しみにしてます! 頑張って下さい (2015年1月25日 9時) (レス) id: 4539acf12f (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 更新、楽しみにしています!がんばって下さい、! (2014年12月7日 16時) (レス) id: 7a4c8f038e (このIDを非表示/違反報告)
りんご - おもしろい!!応援してます!!! (2014年11月25日 22時) (レス) id: 0ccb7809ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:有山 | 作成日時:2014年11月24日 20時

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