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3日後。
この日、大学で建築を勉強していた伊野尾がネットで見つけた最高の物件を見に行く約束をし不動産屋の前で待ち合わせをした。
だが、待ち合わせ時間になっても山田と有岡が来ない。
｢電話してみよっか？｣
薮が電話をしようとしたその時だった。
有岡が1人で走ってやって来た。
｢あれっ？山田は？｣
伊野尾が心配そうに聞いた。
｢体調悪いみたいで。つわりなのかなぁ？｣
｢吐いてるの？｣
薮も心配そうに聞いた。
｢吐いてはないよ。ただ、頭痛と何か口にしてないと気持ち悪いみたいで。｣
｢大変だね。見学後日にしよっか？ねっ、いのちゃん。｣
｢大丈夫。涼介がいのちゃんのセンスに任せるって。｣
｢オレのセンスなんかでいいの？｣
｢涼介が良いならオレもそれでいいし。｣
｢じゃあ、いのちゃん案内してよ。｣
結局3人で物件見学に行くことに。
見学する物件の前に行くと不動産屋が待っていた。
中に入ると4LDKのテラス付きの立派なマンションだった。
｢超いいじゃん。｣
有岡は子どもみたいにはしゃぎながら端から端まで見て廻った。
｢お風呂広いよ。ジャグジー付いてるし。｣
｢大ちゃん。キッチンも凄いよ。｣
薮に呼ばれ有岡はキッチンへ向かった。
｢システムキッチンだね。涼介このキッチン見たら喜ぶだろうなぁ。｣
不動産屋の説明も受けこのマンションにすることに。
早速有岡は山田に電話した。
だが、いくら鳴らしても山田は出なかった。
だんだん有岡は焦ってきた。
そんな有岡の様子に薮も伊野尾もドキドキしていた。
｢山ちゃんは？｣
電話を切った有岡に薮は透かさず聞いた。
｢出ない。涼介が出ないなんて......まさか......｣
有岡は飛び出すように出て行きタクシーを拾わず無我夢中で家まで走った。
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凛 - 凄く楽しみにしてます！ 頑張って下さい (2015年1月25日 9時) (
レス) id: 4539acf12f (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 更新、楽しみにしています！がんばって下さい、！ (2014年12月7日 16時) (レス) id: 7a4c8f038e (このIDを非表示/違反報告)
りんご - おもしろい!!応援してます!!! (2014年11月25日 22時) (レス) id: 0ccb7809ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有山 | 作成日時：2014年11月24日 20時
