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《第二十匹》高校生の頭の中は謎だらけ ページ20

「さて、我が1ーAでは一体何をするか考えようだぁーいさくせぇーん!ドンドンパフパフー」

学級委員長、もとい矢日部 修一。と、まぁそんな事は置いといて。

その委員長がどうしてこんな事を言っているかと言うと、ここ、白洲学園は小学校からの進学校。
それなりに頭も良いところで、白洲大学と言ったら、赤遙大学のライバル校というか...まぁ、よく分からんがマンモス校。

中でも高等部は何故かイベントがやたらと多い。何でも理事長曰わく「青春を満喫しやがれ、青少年、少女のガキ共よ!」との事らしい。

そんな沢山あるイベントの中でも大きい方に入る、高等部主催(高等部のみ出店)の第一部学園祭。
それで出し物の話になった訳だ。

「はいはーい」
「おっ、何だ黒田氏?何か名案でもあるのか?」
「おぅっ!その名も...メイド喫茶だ!」
「えぇええ!!」

黒田が、そう言った瞬間、女子のブーイングが上がった。...まぁ、そりゃそうだよな。

「甘い、甘いわ、オタグロ!」

 オタグロは、黒田のあだ名だ。
 ギャルゲー好きのオタクメガネ。だが、毎回100点とか90点代とってて頭いいし、顔は可愛い系なので、どちらかと言うとモテてる方、それが黒田。あだ名をオタグロ。

「だってさ、オタグロ。そしたら、男子何にもしないでしょ?よーく考えて見て。このクラスの男子には、誰がいる?」
「はっ!...まっまさか!」

そこで黒田が後ろを向いた。何故か俺と目があったが...多分、気のせいだろう。

「そう。気づいたようね。...メイド喫茶。確かにいいわ。でも、あなたには見落としていた事があったのよ。メイド喫茶は...男は出来ない!」
「くそっ!おっ、俺とした事が...!」
「いいえ、でも良い案だったわよ。男の希望。いいじゃない、格好いいと思うわ。ただ、それじゃ足りなかった。ただ...それだけよ」
「河井...じゃあ、俺はっ、俺達はどうすれば良かったんだ...?」
「...コスプレ喫茶よ」
「え...?」
「コスプレ喫茶をしなさい。これが神の導きなのです」
「かっ、神が降臨なされたぞー!!」
「「オオーー!!」」

...何だこれ。
クラス全員が、何故河井に羨望の眼差しと祈りを...?てか、何だこの雰囲気。

結論。
やはり俺のクラスはおかしい。
因みにこの日は隼人は休みだった。

注意!→←《第十九匹》治す時は斜め45°!でも、それで直るのはブラウン管だけ



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設定タグ:男装 , 恋愛 ,   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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はっせー!!(プロフ) - はい!(*'▽'*)頑張ります!駄作ですけどねw (2014年2月3日 18時) (レス) id: ac4e363c4e (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(ユキウサギ)(プロフ) - ずっとこれ待ってましたァァ!!← これからも頑張って下さい! (2014年2月3日 17時) (レス) id: c8d0844819 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神 恭也 | 作者ホームページ:http://ma.yuden.heyano5ha5426  
作成日時:2013年12月31日 1時

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