《第二匹》あいつと俺 ページ2
きっかけは、Aがいつも屋上で寝てて、昼飯なんて食わないっつーし、あいつ軽いから心配で...。Aが苺好きなの知ってたから、これなんてどうだろうか、と思ったのが始まりだった。
だけどさ、これが中々人気で...一年なんて購買から一番遠かったから買えなかったんだ。
だから、購買にいち早く行く為に、家に帰ったらすぐ走る練習して、陸上部にも入った。そんで、頑張って手に入れた初めての『いちめろ』をあいつにやったんだ。
そしたらあいつは、『犬の
わざわざ頑張って手に入れたかいがあった。あいつ、無表情で『悪くない』って言ってたんだけどさ、やっぱり幼馴染みだからかな?分かるんだ。あいつがめっちゃ気にいったの。
そん時俺は、笑いを堪えるのに大変だったんだぜ?
今日も「いる」って言った時の顔、他人から見たら無表情だろうが、俺から見たらめっちゃ嬉しそうだったもんな。笑っちゃうだろ?
...そう言えばあいつって苺が好きとかなんか女っぽいよな、顔とかめちゃくちゃ女顔だし、体も
笑...える...?つか、女っぽいっつーか...女?
.....。
それはないない!俺は生まれた時から一緒にいんだぞ!?
...ふー、考え過ぎたせいで変な汗が出てきたぜ。
「おい」
「はっはい!?なっ何でしょぉぉおお!?」
やべっうわずっちゃった。
それにしてもAから話かけるなんて...もしかして怒ってらっしゃる!?
Are you angry!?
「もう、ないのか?」
「はっ、はい?」
思っていた事とは違う言葉をかけられ、隼人は気の抜けた声を出してしまった。
えっとー、怒ってない...のかな?もしかして、ないのかって...『いちめろ』のこと...?
angryではなく、hungryの方?
「もう、ねぇーよ」
「...そうか」
てか、まだ食うつもりだったんかい。
「ま、いちめろも飽きてきていたしな」
の、割には物足りなさそうな顔してるぞ。
まぁ、Aのそう言う所が見ていて飽きないんだけどな。
そんな事を思って、隼人が苦笑していた。そして、Aがまだ食べたそうな顔をしながら、隼人に顔を向けた。
「だが、悪くはない。また持って来い、アホ犬」
うわぁお、言ってる事矛盾してるなぁ。
ま、それでも...
「あぁ、また今度な!」
また持って来てやるよ。このドS御主人様!
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はっせー!!(プロフ) - はい!(*'▽'*)頑張ります!駄作ですけどねw (2014年2月3日 18時) (レス) id: ac4e363c4e (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(ユキウサギ)(プロフ) - ずっとこれ待ってましたァァ!!← これからも頑張って下さい! (2014年2月3日 17時) (レス) id: c8d0844819 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神 恭也 | 作者ホームページ:http://ma.yuden.heyano5ha5426
作成日時:2013年12月31日 1時