紅一点ちゃんは男の子に間違えられた経験アリ。パート4！

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なんやかんやで
Aが左手を出してきたから
俺の右手をくっつけた。


なんというか…小さい。




「あー…やっぱ小さいか」


中「だって俺男だもん」


「そうだよね、菅田くんにらいんしよう」




や、っ、ぱ、り、ゆ、う、と、の……



1文字1文字声に出して文字を打つA。




合わせられた手の小ささからも
その言動からも
女の子なんだって再確認。




「よし、おっけー！」




指と指の隙間に
自分の指を滑り込ませて
緩い恋人繋ぎみたいにした。



「どうしたの、裕翔」


中「もうちょっと自覚してよね、女だってこと」


「え？ 何が？」




そう言って、
Aはきょとんとした顔で小首を傾げる。




そんなとこも何だか可愛くて
唇と唇の距離をぐっと縮めた。




だけど、慣れちゃってるのか、
表情ひとつ、態度ひとつ変えない。

変えてくれない。




あと数ミリでくっつく寸前で
遠くからスタッフに呼ばれたA。




「はーい、今行きまーす！」




楽屋を出ようと離れるAに、




中「隙ありすぎだから」


「はーい、気をつけまーす」




絶対無自覚だよ、可愛いってこと。





ーーーーー





「何あれ…っ…」





裕翔にばれてないよね。


ちょっと照れちゃったこと。




触れていた指先が少し熱かった。



ーーーーー
有岡さんのバースデーに中島さんのお話あげてた私なんなんだろう。

本当にすみません、自分でもちょっとびっくりでした。

今年はお誕生日関連の話は全員お休みかもしれないです。
もし、楽しみにして下さっていた方がいらしたらすみません。

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