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名乗り ページ3
「いやぁ、ごーんと大きな音がしたからなぁ…誰かと出会うだろうということはわかってたんだ…。
まさかこんなに可愛らしい嬢ちゃんだとは思わなかったが…。
いきなりあんな風に話しかけて怖がらせてしまったかな?ごめんよ。」
前を歩くお爺さんはこう詫び、それから『ウォード』と名乗った。男の子の方は『ロイ』というらしい。
どちらもあまり聞き馴染みがない。
彼らはどうやら森の西側から来たらしかった。
それから、動かせないものがあるというのは本当のことだったようだ。
それは塔の扉。
私はそれを聞いて絶望、のち空を仰いだ。
仰いだ空には星が瞬いていた。(さっきまでの雨が嘘のよう!)
秋の日は釣瓶落としとか言うが、日がくれるまではあっという間だ。
暗くなるのには気づいていた。気づいていたのだが、私の意地っ張りな性格が塔の入り口を探すことを止めさせなかった。
あーあ。
野宿かな?
動かない扉の前に座り込んでそう思った時。
凛とした女性の声が。
「バン」
設定つめつめになってしまいました…。
4話からは読みやすくなります(←ホントカ
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