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はじまり ページ1
石の外壁に沿って前に進み続けながらもため息をついた。どうして私がこんな目にあわなければならないのだろう。
私はちょっと雨宿りがしたかっただけなのだ。
今日卸したばかりのコートとブーツ。突然のどしゃ降りで濡らしたいわけがない。
この巨大な塔も遠近感を狂わせたという超級戦犯だ。いったい誰がどんな思いでこんなものを建てたのだろうか。
「こんなもの」をさっきまで頼りにしていた私も私だけど。
私はこの塔で雨をやり過ごそうとしたのだ。笑いたければ笑えばいいのよ。
勝手に信じて、勝手に裏切られた気になっている私を。
私は恨みをこめて頑丈な壁を一発殴った。
早くドアを出せ。
よみにくかったらごめんなさい><
ちょこちょこ更新してゆきます
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