【刀剣乱舞】ちわー、お仕事しに来ましたー (ページ4)

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ビバ仕事中毒ページ4

「見習い殿の部屋はこちらです…
一応掃除はさせていただいておりますが…
なにか至らぬところなどございましたら」

「ウチの部署の数十倍綺麗。
文句どころか一振欲しい。」

広くはないが1人分にしては余裕があるくらいだ。
文机に押し入れ、
恐らく干してくれたであろう布団。
充実していると言うよりも
必要な物資だけ取り揃えたという簡素な感じが
和風っぽいなぁとまと外れなことを考える。

「は、はい？」

気づけば一期が目を瞬いていた。

「い、いえ、すみません。
わざわざ手間をかけさせてしまって、
ありがとうございます。
…すみません、早速なんですけど。」

ここに来たにあたって
最重要なことを伝えなくては。

「な、なんでしょう」

ぎこちなく固まった笑顔を見ながら、
私は口を開いた。

「後で審神者様にも自分で伝えますが。
俺に食事は不要です。
基本的にここに居ますし、
与えられたノルマ以外は
特に気を使って頂かなくても大丈夫です。」

「は、？」

「…いえ、食事は
頂きたいのはやまやまなのですが。
俺にも現世のしがらみがありまして。
食事は携帯食料を持参しました。」

たかが数日の見習いにしてはバカでかい荷物から、
俺はサプリメントと
カロリー高めのそういう系のゼリーを出して
山にした。それから缶コーヒー。

「えっ、」

「すみませんほんとにすみません。
わざわざ俺のために
何かしようとしてくださって…
は、まぁあの審神者様なのでないでしょうけど。
しかし、これ今手を抜くと、
実際見習い終わってから地獄見るんで。」

呆然と口を開く一期をおいてけぼりに、
俺はそのままPCを出して電源をつける。
別にいいやとパスワードを押せば、
既にメールが山になっていた。

「見てくださいこの数を。
まだ俺が目を離して二時間ですよ？？？？
これを怠けたらその跡残るのは俺の屍です。」

あの審神者には
邪魔しないとだけ伝えればいいだろう。
いや、仕事はあるからそれはダメか。
まぁ最初の数日はなんでもいい。
とりあえず仕事を終わらせる傍ら…
何とかこの本丸の状況を改善する。
そのためにありもしないノルマの紙を作ってきた。
駿河課長に無理言って、
本部の印鑑も押してもらった完全なる偽造公書。

内容？

刀剣との円満を図ること。
審神者としての仕事内容を一通りなぞらせること。
(手入れ__本。出陣___回。その他________)

たったそれだけ。
これだけで、この本丸全部洗ってやる。