花と雷が交わる時

弐拾漆 隊律違反 ページ29

頸が無くなった鬼は炭治郎の元へ歩いて行った
そしてぱたりと倒れた

炭治郎はその小さな背中に手を当てた

その鬼から憎しみの音は消えていった。

ｻﾞｯ

A炭治郎「「!?」」

冨岡様が着物だけとなった鬼を踏み付けた

義勇「鬼に情けをかけるな。たとえ子どもの姿をしていても何百年も生きている醜い化け物だ。」

炭治郎「俺はこれからも鬼の頸に刃を振るいます。でも自分nﾑｸﾞｯ」

A「炭治郎、怪我してるんだから喋らないで。あとあまり柱の方には反論言わないで」

冨岡様は禰豆子を見た

義勇「…!お前達は」

A義勇「「!!」」

誰かが来る！

私は禰豆子を抱きしめる炭治郎の上に被さりそれを冨岡様が跨ぐ

ｷｨﾝｯ!!

しのぶ「冨岡さんと…A…?何故鬼を庇っているのですか？ 冨岡さんは鬼とは仲良く出来ないって言っていたくせに」

義勇「…」

しのぶ「…これ、隊律違反ですよね？何とか言ったらどうですか？冨岡さん？」

義勇「…」

しのぶ「そんなんだから皆んなに嫌われるんですよ」

義勇「!?」

しのぶ「A…そこをどいてください」

A「しのぶ様、すみませんが出来ません」

しのぶ「何故ですか？」

A「彼女…禰豆子は鬼ですが鬼ではありません」

しのぶ「何を言っているのかわかりませんよ」

A「…でも本当です」

義勇「…炭治郎、立てるか？Aは炭治郎を守りながら遠くへ逃げろ」

炭治郎「でも」

義勇「いいから早く行け」

A「御意、しのぶ様、すみません」

私は禰豆子を抱きしめたままの炭治郎を横抱き…所謂お姫様抱っこ…？にして走り出した。

A「ｽｳｩ…」

肺一杯に酸素を溜めて、その力を足に…!

ﾋｭﾝｯ…!!

炭治郎「!?(速っ!?)」

A「炭治郎、禰豆子、もう少し頑張って。」

…!!

後ろから誰か来る

A「炭治郎、振り返らずそのまま走れ」

炭治郎「Aっ」

A「いいから早くっ！」

炭治郎が走り出したのを見て私は刀を抜いて後ろから来るものを受け止めた

カナヲ「Aっ?!」

A「カナヲ、ごめんね。」

私は素早くカナヲを気絶させた。

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大丈夫コソコソ噂話
夢主さんはこれを見ればわかる通り馬鹿力の持ち主です。
炭治郎(61kg)＋禰豆子(45kg)＝106kg抱えて走ってます…しかもめっちゃ速く…
恐怖を感じますね:( ˙꒳˙ ):ｶﾀｶﾀ

弐拾捌 柱合会議→←弐拾陸 十二鬼月

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