花と雷が交わる時

弐拾参 君のこと ページ25

炭治郎「ふぅ…」

A「…」

炭治郎「今思ったんだが俺あまりAのこと知らない気がする」

A「それを言ったら私も炭治郎のことあんまり知らないよ…でもなんとなくわかる」

炭治郎「どうしてだ？」

A「私ね、花の呼吸以外にも霊の呼吸って言うのが使えるの。その名の通り霊に因んだものなんだ。だからかは知らないけどたまに未練を残した霊が見えたりするんだ。」

炭治郎「…そうなのか」

A「炭治郎は元々四男二女の六人兄弟でお母さんお父さんの計8人家族…合ってる？」

炭治郎「えっ…合ってる」

A「やっぱり。だって炭治郎の周りにはお父さんやお母さん、兄弟たちがずっと居るよ。

いつも『残して逝ってしまってごめんね』って言っているよ

だからなんとなく炭治郎の事はわかってた」

炭治郎「そうか…いつも見守ってくれていたのか…」

炭治郎の目には薄らと涙があった。

炭治郎「いつもありがとう… なんかごめんな」

A「大丈夫、あ、あと『無理はしちゃ駄目』とも言ってる」

炭治郎「ふふ、わかったよ」

炭治郎「…Aの事、聞いてもいいか？」

A「うん。」
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炭治郎side

そこからAは人買いに連れられていた事、それをしのぶ様やカナエ様に助けられた事、最終選別の時のつばめさんのことを話した。

炭治郎「そうだったのか…」

A「つばめさんはこんな良い名前を与えてくれていつもお姉さんみたいでずっと優しくて…

そんなつばめさんを殺めた鬼が…憎い。」

Aから強い恨み、憎しみ、そして悲しみの匂いがする。

炭治郎「これ以上被害を出さない為に、悲しむ人を増やさない為、共に鬼を狩ろう。そして鬼舞辻無惨を倒そう」

A「…うん」

善逸「たんじろー、Aちゃーん、こんな朝早くから何してんの？」

炭治郎「ああ、鍛錬だ！善逸もするか？」

善逸「こんな朝っぱらから…体力おばけめ…」

炭治郎「ん？何か言ったか善逸？」

善逸「なーんもない」

A「…体力おばけって言った(ﾎﾞｿｯ」

善逸「Aちゃん?!わざわざ言わなくても良いんだよ?!」

A「…私霊の呼吸は使うけどおばけじゃない」

Aは少し頬を膨らませむすっとした




炭善「「///」」




なんだ、今のは______
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大正コソコソ噂話
夢主さんは無自覚人たらしです( * ॑˘ ॑* ) ⁾⁾
あとそろそろ受験ｼｰｽﾞﾝ飛び込むので更新不可になるかもです
すみません!!

弐拾肆 蝶屋敷→←弐拾弐 速く

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