【APH】世界の皆さんとほのぼの暮らしてみませんか？【長編】

銃は危険なんです。 ページ13

スパァァンッ


真夜中に突然響いた銃声に一気に頭が覚醒する。


バッと布団を跳ね除け、薄い羽織りを着て外に飛び出した。


と、既に外にはお兄様が居て。はぁ、と息を切らしながら辺りを見回すと、闇の中でキラッと金色の髪がなびいた。



「スイスさんじゃないですか！」




・


・





・






「うむ、その点に関しては申し訳なかったのである。」


座布団の上にあぐらをかいて座るそのスイスさんという方。私は面識がないが、どうやらお兄様とは仲が良いようだ。




「日本では銃禁止ですから気をつけて下さい...」




最近は仕事が重なり寝れていないお兄様の目の下にはうっすらとクマが浮かんでいる。一方私はなかなか状況がつかめず、頭にはてなを浮かべていた。ちょいちょいとお兄様の着ている着物の袖を掴む。



「....あの方は？」


「ああ、Aは面識がありませんでしたね。彼はスイスさんです。ヨーロッパに国があって、リヒテンシュタインさんという妹さんがいらっしゃいます。」


「ヨーロッパ！」


ヨーロッパでは数人しか面識がないため、中々聞きなれない単語に反応を示してしまう。



「今日はリヒテンも連れてきたかったんだが...ハンガリーとベルギーと出掛けると言うものでな....」


「そうですか....あ、私はAと言います。以後お見知りおきを。」


ニッコリと微笑むと、スイスさんの動きが止まる。




「...スイスさーん？」



「...!あ、ああ、よろしく頼むのである。」


お友達が増えました、お兄様。



...


おまけ



「スイスさん。Aに手を出さないよう....くれぐれもよろしくお願いしますね。」



「...それは約束できないのである」



A、また狙われる国が増えました。



...



更新できずすみません。夏期講習ありまして...スイスさんは屋根の上からAちゃんのことを植民地にと目を光らせていたアメリカさんを狙って発砲したようです。スレスレで済みましたが... 笑

リヒテンさんです。→←ドイツさんとお散歩。です。

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