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目を開けると、眩しいイケメンの顔がふたつ。
それは、私を捕まえていた人と、山田くん(仮)を捕まえていた人。
つまり、知念くん(仮)と伊野尾くん(仮)。
「っひゃぁあぁぁあッッ！？」
伊「ほらやっぱり！」
知「大声出しちゃびっくりしちゃうよ、いのちゃん。
君、大丈夫？涼介とぶつかって気絶しちゃったんだけど。」
「あ、えぁ、あ……？」
伊「状況理解してね〜
ここは山田涼介のお家です。気絶したけど家がわからないしほっとくわけにもいかないので連れてきました。
ちなみに家主の山田涼介はあそこでうじうじしています。」
伊野尾くん(仮)が指差した方を見ると、部屋の端っこで膝を抱えてブルーなオーラを醸し出している山田くん(仮)。
「……ほ、ほんとに、山田くんと、伊野尾くんと、知念くん、なんですか……？」
知「うん。
いやごめんね？なんかそこの気持ち悪い人があなたに恋しちゃったみたいでさ。
あ、あとキスしたこと謝りたいんだよね？それと、ハンカチ、」
山「お前なに言ってくれてんだよッッ！！俺の気持ちモロバレ！？ひど！！」
おぼえてろよ！！とまるで戦隊モノの悪役の退散のときみたいな捨て台詞を残して部屋を出て行った。
少しして戻ってきた山田くんは、あの日わたしが渡したハンカチを持っていて。
山「あの、これ、ありがとうございました。」
伊「え、それだけ？家連れ込んでそれだけ？」
山「連れ込んだのは伊野尾ちゃんと知念だからね！？
しかも俺、テレビ見たいな王子様とかほんと無理なの……！」
知「かっこ悪くても告白しちゃいなよ。」
伊「そーだそーだ！
……今ここで告らなきゃ俺と知念がお前を無理やりオネエ横丁に連れてくぞ。」
山「え、あ、それはこまる……！
うぅ、えと、その、」
山田くんが、わたしの手をすくい取って握る。
手汗かいてないかな、とか、気持ち悪く思われてないかな、とか、そんな心配は次の一言で全部吹っ飛んだ。
山「ああああ！むり！！
まずはお友達になってください！！！」
知念くんが、恐ろしく顔を歪めて意気地なし、と呟いた。
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JM(プロフ) - すごく面白いです！続きが気になります！ (2017年12月24日 12時) (
レス) id: 15c4119a0a (このIDを非表示/違反報告)
JM(プロフ) - ぜひ、続きが読みたいです！ (2017年8月18日 23時) (レス) id: e72fe5dfc5 (このIDを非表示/違反報告)
☆いのてり☆ - ちねいのおおおおお!!楽しみにしてます! (2017年3月22日 22時) (レス) id: 6a862f044e (このIDを非表示/違反報告)
☆有岡 かりん☆ - これって、続編書かない予定何ですか！？続編を書いて欲しいです…。あと、面白かったです！！お身体に気お付けて頑張って下さい。 (2017年3月22日 15時) (レス) id: c987e1aa27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：酢雨 | 作成日時：2016年11月4日 19時
