検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:7,887 hit

【193】 四色塗り ページ16

Aとイヴァンが話している間の他のメンバーはというと―

「皆さん、先に行っておきましょう?」

話している2人を見ながら菊が皆に言う
言葉は提案のようだが、言いながらグイグイとアル達の背中を押している辺り拒否権は無さそうだ
どこぞの大国様みたい

「え、Aは良いのかい?」


「Aさんはイヴァンさんに任せておきましょう」


「イヴァンじゃないとダメなの?」

アルとフェリがちらちらと後ろを振り返りながら問う
どうも相手があの魔王と言われるイヴァンな事が不安なようだ

「いえ、今回ばかりはイヴァンさんが適任かと」

メンバーの中で一番純粋なのはきっとイヴァンだ
菊は他の方だと何かとありますしね…と苦笑いするのであった

2人を抜いた一行は現在左の部屋にて
一つのパネルと対峙している

「また謎解きかぁ?」


「この屋敷は一体どれだけ謎解きさせれば気が済むある」


「お兄さん頭使うのきらーい」

顔をしかめるギルに呆れ顔の王、ぶりっ子じみた言い方をするフランシス
早速戦力外ですかフランシスさん

今回のパネルは上の真ん中辺りに月が描かれていて
他の部分は線で色々な形に区切られている
押してみると色が変わるようだ

「ふむ。色塗りだろうか」


「あ、これ”四色塗り”だ」

そう発言したのは意外にも先ほど自分で戦力外と宣言したフランシスだった

「四色塗り?」


「ああ。隣り合うマス同士が同じ色にならないように塗っていくんだよ」


「境界線によって囲まれたいくつかの領域からなる平面図形を、
 隣り合った領域を別の色で塗ると
 四色で十分っていう四色定理のやつか」

分かっていないメンバーにフランシスが簡潔に説明し
アーサーがそれで思い出したのか、より詳しい説明を加えた

※四色定理とは、大方はアーサーの説明の通りです
 地図の塗分けとかにも使えます
 四色問題と昔は言われており、現在では証明が行われ解決しています
 しかし、コンピュータを使用しない限り証明出来ないことから
 美しくないと言う数学者もいるそうですね

なるほど、と他の人は感心している

するとアルが
「分かってしまえば簡単なんだぞ!」
と言い適当に色を塗っていく

多分何も考えていないでしょうね…

案の定途中で行き詰っていた
当の本人は、あれ?おかしいんだぞとか言いながら色を変えていく
もうめちゃくちゃである



〜続く〜
四色定理はただの豆知識ですね!
ゲームとかで遊んだことある人もいらっしゃるのでは?

【194】 不便ですよね &挨拶→←雑談というか無駄話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
31人がお気に入り
設定タグ:ヘタ鬼 , ヘタリア , トリップ   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

三条香奈(プロフ) - 面白かったです!ストーリーの展開が読みづらくて、尚且つネタが偶に入るのが物凄くいいです!これからどうなるのか物凄く楽しみです!更新頑張ってください!(作者さんの生活に支障が出ない程度にw) (2019年4月19日 21時) (レス) id: a1ba4151ec (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅたま(プロフ) - 北海道さんさん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けたようで作者としては嬉しい限りです。これからも面白いと言って頂けるよう頑張りたいと思います。また宜しければ見に来てください。 (2017年9月8日 15時) (レス) id: 7b3ade6b65 (このIDを非表示/違反報告)
北海道さん - とても面白かったです。私もヘタリアを書いていますがこういう面白いのは書けていないので羨ましいです。更新頑張って下さい。 (2017年9月3日 1時) (レス) id: b73a8dd09b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぷぅ | 作成日時:2017年3月4日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。