ヘタ鬼 〜貴方達にもっと力を〜

【１８７】　ポロリもあるよ！ ページ8

「オッドアイ！！」

人形の目に赤と青の石をはめた
その様に厨二心がくすぐられたのかギルはテンションが上がり、
そんな兄に絡まれてルートは迷惑そうにしている
いずれ右手が疼くとか言い出だしかねなくて不安だ…

「うわぁ…」

ギルは興奮して気付いていなかったが
人形に石をはめると触れてもいないのに頭の部分がポトリと抜け落ちた
ピタゴラスイッチかな

『ポロリもあるよ！(頭)』

謎の使命感にかられて言ったのに
凄い可哀想なものを見る目で見られてむなしい気持ちでいっぱいです
とりあえず人形の頭を入手しました

何処で使うかはお分かりの通りなのでささっと解決しちゃいましょう！

※しばらくの間菊とAの茶番にお付き合いください

「はい！と、言うわけで先ほどの部屋を出て左側の部屋にやってまいりました」


『ただいま頭が窪みになっている絵の前でございます』

菊と一緒にリポーターの真似事をしております

「入手した人形の頭がはまりそうですね、Aさん」


『そのようですね菊さん。でははめてみましょう』

はめた！落ちた！

「なんということでしょう。
頭をはめると、ビクともしなかった額縁が外れたではありませんか！」

この劇的(ryネタ2回目な気がする

『額縁の向こうには鍵が隠されていたのですね』

隠し穴に鍵が置いてあった
ゲットでーす

「鍵なだけに謎解Keyが必要なんですね。ﾌﾟﾌﾟｯ私とした事が」

自分で自分のギャグにウケたのか笑っているが、
周りは冷めた目で見ている事に気付いた方が良い

『大丈夫ですか？』


「あ、はい」

冷静を取り戻し、スッといつもの無表情に戻った
その切り替えの早さは尊敬に値する



「…気は済んだあるか？」

茶番が終わるのを待ってくれる辺り優しいですね
でもこいつ等手遅れだみたいな顔しないでください！心にくる！
後最後のは完璧菊だけが悪いから！菊の自滅でしょ！

グダグダしてるのでサクサク進んでいきまーす

「どの部屋の鍵ですかね」

あと開かないのは2階の奥と3階の左側

「あ、これ3階って書いてあるよ」

鍵を見ていたイヴァンによると見つけたのは3階の鍵らしい
なんでもロシア語で書かれていたみたいだ
そりゃ分からん訳ですよ

またもや３階に向かいます
この昇降運動で明日は筋肉痛待ったなしだ、と気持ちが沈むのであった



〜続く〜

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