【１７８】 桁違い ページ45
ドンドンとものすごい音が扉から聞こえてくる
「！！！！」
全員が不意の音に驚き、戦闘態勢に入った
疲れている者は後ろで戦える者で庇うようにする
「ﾁｯこんな時に…！」
誰かがそう呟いた時だった
一段と大きい音を鳴らして扉が壊された
っていうか吹っ飛んでいった
「ここは安全なんじゃなかったのかい！？」
たしかに、ここが破られたことはなかった
唯一休める場所だったのにいいい
「わ、分からん…」
当の本人も結構ショックを受けてるみたい
そりゃあ、自信あっただろうからね
「トミーの強さがまた上がったあるか…？」
そんな事してる間にトミーが階段を上がってきた
「な、にあれ…」
「今までのと違いすぎるんだぞ…」
目の前にいるトミーは、普通のでも巨大なのでもなく
攻撃力、瞬発力ともに格段に上がった僕達と同じくらいの大きさのやつだった
手には鋭い爪、大きな口には牙がある
「…より鬼って感じの見た目になったね」
『…っ！くるよ！！』
トミーがまっさきに僕を狙ってくる
「予想通りの動きをしてくれるな！」
「そう簡単にはいかせないよ？」
バッとギルとイヴァンが前に出てきて攻撃を防ぐ
反撃とばかりに一斉に銃撃やらするが…その全てが避けられてしまった
『攻撃が当たらない！』
「どうするあるか！？ってうわっ！」
『王！！』
注意がそれたため出来た隙をつかれて
王が攻撃されてしまった
腕を爪でひっかかれたみたい
『血が…！今手当てするからっ』
止血しようと敵に背中を向けたのがいけなかった
「A！危ない！！」
『っ！！！』
後ろを急いで振り返っても時遅し
武器を構える時間もなく気付いたときには後方に吹っ飛ばされていた
「大丈夫か！？」
『ぃ…何とか』
意識を保つので精一杯だな…
武器もどこかにいっちゃったし
起き上がる事も出来ないなんて情けない…
「くっそっ…！」
控えていた残りのメンバーも参戦して戦うも
今回のトミーはあまりにも強すぎた
今の僕達じゃ、無理だと言うの…？
『皆っ…』
交戦するも次々と皆が怪我をしていく
仲間が傷ついていくのを、ただ黙ってみている事しか出来ないなんて！
「くそっ…動けねぇとか元軍国が情けねぇ…！」
「このままでは全滅ですっ…」
ギル…菊…
他の皆も傷が深くて辛そうだ
「！アイツ、Aちゃんの方に！」
トミーがこっちに向かってくる
避けられないなんて
折角ここまできたのに…
「借りるぞ、本田」
『え…？』
〜続く〜
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ぷぅ(プロフ) - まるぅさん» ありがとうございます！今後はあまり停滞せずに更新していけるよう努力します！ (2017年3月3日 8時) (
レス) id: 3ccc41d662 (このIDを非表示/違反報告)
まるぅ - 受験お疲れ様でした(^o^)久々に来てみたら更新されてたのでとても嬉しかったです！更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2017年3月1日 18時) (レス) id: f1de15ca3b (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 更新楽しみに待ってます！でも、無理せずゆっくりで！(o´・∀・)o (2015年10月9日 14時) (レス) id: 6e549bce43 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅたま(プロフ) - 星歌ゆうさん» ありがとうございます！完結できるよう頑張りますね！！ (2013年8月10日 2時) (レス) id: 051a023c6a (このIDを非表示/違反報告)
星歌ゆう(プロフ) - オリジナルも混ざっていて面白かったです^^続き楽しみにしていますね! (2013年7月31日 19時) (レス) id: 10431007b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷぅ | 作成日時：2013年4月11日 19時
