【１６７】 久しぶり ページ34
―――神聖ローマ…―
そこに立っていたのは、フェリが最後に見た時より成長して
大人の姿になった神聖ローマだった
イ「あ……」
神ロ「久しぶりだな。イタリア」
イ「う、うん。あの俺……あ、じゃなくて僕…は…「イタリア」」
イ「え？」
神ロ「別に、無理して昔のように接しなくてもいいんだ。
俺はちゃんと、知っているから」
そう言って俺に笑いかけてくる
知ってるってのは洋館での出来事をだろうか
イ「……」
最初こそ難しい顔をしていたが
すぐに花が飛んでいそうな笑顔になった
イ「久しぶりだ……ね。神聖ローマ」
神ロ「そうだな」
イ「大きく、なったね」
神ロ「お前が願ったから」
イ「え？」
神ロ「ここは、お前の願いが届く場所だ。
小さな俺では、どうしてもアイツには勝てなかった。
だからイタリア。お前に頼んだんだ」
イ「もしかして、さっき俺に道を教えてくれたのも神聖ローマだった？」
神ロ「あぁ。なんとか撃退はできたが、完全には……すまないな」
イ「い、いや！いいんだ！えぇと……」
神ロ「？」
イ「な、なんか落ち着かないや。大きい神聖ローマって」
苦笑いしながら言うと、意外にも肯定されて驚いた
神ロ「そうだろうな。もし嫌なら、もう一度願えばいい。
確かに、小さな俺の方が落ち着くだろう」
イ「ヴェ！？あ、ち……違うんだ！！
確かに落ち着かないけれど……なんて言うか…
君と同じ目線で立てるって、嬉しいなって思うよ」
神ロ「そうか。よかった」
今はそんな雑談をしていられるほど余裕はない
本題に入る
イ「それで、ここって……」
神ロ「ん？あ……そうだったな。
すまないが、あいつ等を待たせているんだ。まずは戻ろう」
イ「？誰のこと？」
神ロ「ついてくれば分かる。行くぞ」
イ「あ、う……うん」
正直話をはぐらかされた気がするけど
問いただした所で話してはくれないだろう
ジッとしていても何も始まらない
神聖ローマの後を付いて行きたどり着いた場所は
あの洋館の前だった
しかも、そこには菊とギルとAがいたのだ
〜続く〜
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ぷぅ(プロフ) - まるぅさん» ありがとうございます！今後はあまり停滞せずに更新していけるよう努力します！ (2017年3月3日 8時) (
レス) id: 3ccc41d662 (このIDを非表示/違反報告)
まるぅ - 受験お疲れ様でした(^o^)久々に来てみたら更新されてたのでとても嬉しかったです！更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2017年3月1日 18時) (レス) id: f1de15ca3b (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 更新楽しみに待ってます！でも、無理せずゆっくりで！(o´・∀・)o (2015年10月9日 14時) (レス) id: 6e549bce43 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅたま(プロフ) - 星歌ゆうさん» ありがとうございます！完結できるよう頑張りますね！！ (2013年8月10日 2時) (レス) id: 051a023c6a (このIDを非表示/違反報告)
星歌ゆう(プロフ) - オリジナルも混ざっていて面白かったです^^続き楽しみにしていますね! (2013年7月31日 19時) (レス) id: 10431007b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷぅ | 作成日時：2013年4月11日 19時
